舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



平成から令和へ 私をディズニーワールドに連れてって!【旅行記】

30年あまり続いた平成も終わり、新しい元号「令和」に切り替わりましたね。前回の改元とは異なり、日本中がお祝いムード一色に染まったのが、本当に印象的でした。そんな時代の変わり目である2019年4月27日~5月5日まで、舞浜新聞はアメリカ・フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドへ行ってきました。

 

現地からのTwitterによるレポートはこちらを。

 

今回は、2年ぶりにウォルト・ディズニー・ワールドを訪れてみて、舞浜新聞が思ったことや感じたことをまとめていきたいと思います。

 

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毎日ホテルホップ!

今回の旅で一番こだわったのが、何といっても「ホテル」でした。これまでは一つのホテルに連泊して、朝から夜までパークで遊ぶというスタイルだったのですが、今回は毎日違うホテルに泊まる「ホテルホップ」を体験してみることにしたのです。

 

今回泊まったホテルは、以下の7か所です。

  • ビーチ・クラブ・ヴィラ
  • ウィルダネス・ロッジ・コッパークリーク・ヴィラ&キャビン
  • グランド・フロリディアン・リゾート&スパ - ヴィラ
  • コンテンポラリー・リゾート - ベイレイクタワー
  • アニマル・キングダム・ヴィラ - キダニ・ビレッジ
  • ポリネシアン・ヴィラ&バンガロー
  • ボードウォーク・ヴィラ

 

ディズニーワールドにあるホテル(リゾート)は、以下の5種類に分けられます。

 

  • デラックス・ヴィラ:高級/長期滞在/DVCの会員向け
  • デラックス:高級
  • モデレート:中級
  • バリュー:廉価
  • キャンプグラウンド:テントなどのキャンピング用

 

 

パーク近くにあるデラックスの中でも、ヴィラはミニキッチンや電子レンジが準備されていて、大人数の長期滞在者向けにつくられています。ディズニー社が販売しているホテル所有権プログラム「ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)」の会員だと、通常よりも安く泊まれるように設定されています。

 

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ディズニー社が販売している「バケーションクラブ」ホテルの区分所有権(タイムシェア)を購入すると、宿泊に使えるポイントが毎年発行される仕組みになっている。

 

バリューはロビーやバス停から遠い部屋が多いものの、そのぶん安く泊まれるホテルです。モデレートは、デラックスとバリューの中間になります。キャンプグラウンドは、テントやキャンピングカーのゲスト向けですので、日本から訪れた方はあまりなじみがないかもしれません。

 

今回泊まった7か所は、すべて「デラックス・ヴィラ」です。いずれも現金ではなく、DVCのポイントを使って宿泊しました。ポイントはホテルや宿泊日によって、必要な数が変わってきます。今回は一番高かったビーチクラブで1泊28ポイント、全部で159ポイントとなりました。

 

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グランド・フロリディアン・リゾート&スパ

 

私の手持ちは年間130ポイント、年間管理費が約10万円ですので、ホテルの宿泊代は約12万円の計算になります。公式ウェブサイトや旅行代理店から予約すると、この3倍以上はかかりますので、それを考えるとかなり費用を抑えられました。

 

 

バケーションクラブのポイントは、繰り越しや前借りができますので、とても使いやすくなっています。もし興味のある方は、私が以前まとめた記事をご参照ください。

 

 

今回は毎日違うホテルに泊まりましたので、ショップやレストラン、パークへのアクセスなどで、それぞれのホテルの良さや気になったところが見えてきました。読者の皆さんが一番悩むのが「ディズニーワールドって、ホテルがたくさんあって選べない!」という点だと思います。各ホテルの紹介や選び方については、今後ガイド記事としてまとめる予定です。

 

ホテルホップで一番大変だったのが、荷物の移動でした。ディズニーワールドでは、ベルデスクでお願いすれば、無料で次のホテルへ荷物を送ってくれます。直接窓口へ行かなくても、電話でキャストさんに取りに来てもらうこともできます。

 

荷物を受け取るときは、チェックインのときにお願いするか、部屋に行ってからベルデスクに電話すると持ってきてもらえます。もちろん、そのときはチップを忘れずに。基本的には16時~17時頃までには、ホテルに配達してくれました。時間帯によっては、直接ベルデスクで引き取れるホテルもありましたよ。

 

ホテルホップは、違うホテルに泊まるという新鮮さが味わえる半面、荷物の整理や移動がどうしても手間になりますね。初めてディズニーワールドを訪れる方は、一つのホテルに連泊、慣れてきたら2~3か所のホテルに泊まってみる、というのが一番いいと思います。

 

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ちなみに、ディズニーワールドでは、公式サイトやアプリで事前に「プリチェックイン」をしておくと、フロントでチェックインをしなくても、時間になると部屋番号が送られてくる仕組みになっています。ただ、ディズニーワールドのホテルはどこも大きいので、基本的にはフロントで地図をもらったほうが良いと思います。チェックアウトの手続きは不要ですので、とても便利でした。

 

アバターとトイ・ストーリー・ランドに感動!

2017年5月にアニマルキングダムにオープンした「パンドラ-ザ・ワールド・オブ・アバター」と、2018年6月にハリウッドスタジオにオープンした「トイ・ストーリー・ランド」を初めて体験しました。

 

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「アバター・フライト・オブ・パッセージ」は、またがって乗るタイプのライドなのですが、浮遊感や背中の感触などに臨場感があって、本当に感動しました。ストーリーについては、乗ってからのお楽しみ…ということで、割愛したいと思います。期待を裏切らない、映画の世界を体験できるアトラクションでしたね。

 

「ナヴィ・リバー・ジャーニー」は、熱帯雨林の中をカヌーに乗って冒険するライドです。小さな子やお年寄りでも安心して楽しめるアトラクションでした。美しい風景もそうですが、最新のオーディオアニマトロニクス技術にも感動しました。

 

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「スリンキー・ドッグ・ダッシュ」は、コースタータイプのアトラクションです。見た目はちびっ子向けかな?と思っていたんですが、上下左右の動きや重力差など、かなり本格的なスリルライドでした。ハリウッドスタジオを訪れたときには、ぜひ体感していただきたいですね。

 

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「トイ・ストーリー・マニア」は東京でもおなじみのアトラクションです。以前の入り口はふさがれ、裏側に新しい入り口がつくられました。トラックも増設されて、待ち時間も緩和されていますね。

 

エプコット「フラワー&ガーデン・フェスティバル」

毎年3月~6月にかけて、エプコットでは花と緑をテーマにしたスペシャルイベント「フラワー&ガーデン・フェスティバル」が開催されています。これまでゴールデンウィークに行けませんでしたので、今回初めての体験となりました。

 

 

パーク内は季節の植物にあふれていて、見て歩くだけでも楽しかったです。キャラクターたちのトピアリー(植栽)もたくさん飾られているほか、各パビリオンからは軽食やドリンクのワゴンがたくさん出店していますので、食べ歩きにもピッタリだと思います。

 

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イベント初登場の「ボー・ピープ」

 

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ミッキーフレンズをはじめ、様々なキャラクターのトピアリーが飾られている。

 

地元に住んでいるような方もたくさん訪れていました。大人向けの季節を感じるイベントとして、この時期にディズニーワールドを訪れたら、ぜひ体験していただきたいですね。

 

ハリウッドスタジオ30周年

5月1日はディズニー・ハリウッド・スタジオの開園記念日でした。この日はミニパレードやセレモニーが行われるということで、朝から多くのゲストで賑わっていました。

 

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ミニパレードはハリウッド・ブルーバードの脇からスタートして、セレモニー会場であるセンターステージへと向かうコースでした。

 

真っ赤なシボレーのオープンカーに乗ったミッキーマウスとミニーマウスを始めとして、「インディ・ジョーンズ・エピック・スタント・スペクタキュラー!」「リトルマーメイドの旅」「美女と野獣:ライブ・オン・ステージ」の出演者たち、映画『トイ・ストーリー』シリーズの仲間たち、最後は建設中のエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のコスチュームを着たキャストたちが、それぞれ登場しました。

 

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記念セレモニーでは、ハリウッドスタジオの新しいロゴマークも初お披露目され、現地のファンも一気に盛り上がりました。歴史的瞬間に立ち会えたというのは、本当に感動しましたね。

 

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パークを歩いていると、キャストさんとの再会を喜んでいる方や、カメラで実況しながら動画を撮っている方もいて、ディズニーワールドの日常を少し垣間見た気がしました。

 

この日入園したゲストには缶バッチと、この日だけのガイドマップ、さらには退園するときにミニポスターの配布も行われました。やはり記念日ということで、パーク側も気合が入っていましたね。

 

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記念日当日に配布されたミニポスターと缶バッチ

 

バックステージに初潜入

以前から気になっていた「バックステージ・マジック」というガイドツアーに、初めて参加することができました。

 

 

これは、ディズニーワールドの裏側、つまり「バックステージ」に行って、様々な体験ができるというものです。ツアーの内容は以下の通りです。

 

  • エプコットのアメリカ館
  • マジック・キングダムの地下通路
  • コスチュームの制作スタジオ
  • アトラクションのメンテナンス工場
  • タオルやシーツなどのクリーニング工場
  • 昼食「ウィスパーリング・キャニオン・カフェ」(食べ放題・飲み放題)

 

場所の名前だけでも、かなり内容の濃いツアーであることが分かると思います。もちろんバックステージを通りますので、昼食以外は撮影・録音・録画は一切禁止でした。ただ、途中でガイドさんが記念写真を何枚か撮ってくれます。こちらは無料でダウンロードすることができました。

 

大人一人275ドル(食事代含む)と、決して安い値段ではないのですが、夢と魔法の裏側に興味がある方には、絶対におすすめですね。

 

ツアーの詳しい内容については、こちらをどうぞ。

 

モバイルルーターよりも使いやすい「SIMカード」

これまではモバイルのWi-Fiルーターをレンタルして、現地でインターネットに接続していました。ただ、モバイルルーターの場合、スマートフォンとルーターどちらの電池残量も気にしなくてはいけないため、リアルタイムで情報を発信しにくいのが難点でした。

 

今回は通話・データ通信使い放題のSIMカードをAmazonで購入しました。通信会社の海外向けプランもあるのですが、それよりも金額を抑えることができました。

 

 

出発前に開通手続きをしておくと、現地に行ってすぐに使うことができます。ガイドツアーの予約をしたり、Twitterに動画をアップロードしたりするのもスムーズでした。

 

ディズニーワールドでは、パーク内やホテルにも無料のWi-Fiサービスがあります。ただ、場所や時間帯によっては、接続速度が落ちたり、不安定ですぐに切れたりしてしまうこともありました。できれば、フリーWi-Fiに頼らないものを準備しておくとよいと思います。

 

ANAの羽田・シカゴ便は便利!

今回は以下のフライトを利用しました。

 

  • 行き
    全日空112便 東京/羽田10:40発→シカゴ8:30着
    ユナイテッド848便 シカゴ11:25発→オーランド15:10着
  • 帰り
    ユナイテッド1500便 オーランド14:45発→シカゴ16:42着
    全日空111便 シカゴ17:25発→東京/羽田20:35着

 

行きは羽田を朝に出発して、シカゴの朝に到着します。今回は予定よりも早く着きましたので、あまり混雑することなく、余裕をもって乗り継ぐことができました。シカゴはこの日、寒気の影響で午後から暴風雪警報が出る見込みとなっていて、出発直前には吹雪になっていました。

 

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シカゴは北海道の札幌市と同じ緯度ですので、春先でも雪になることがあるのです。今回は翼に除氷液をまいたため、出発が少し遅れたものの、幸い滑走路閉鎖などにはなりませんでした。

 

オーランドには15時過ぎ、ホテルには16時過ぎに到着しますので、ちょうどチェックインの時間に合わせることができます。シカゴは冬の乗り継ぎが少し不安なのですが、このスケジュールは便利ですね。

 

帰りはオーランドを昼過ぎに出発しますので、ホテルからオーランド国際空港までの連絡バスには、お昼前に乗ります。ホテルのチェックアウトは11時ですから、帰国日の朝はホテルでゆっくり過ごせますね。問題はシカゴでの乗り継ぎでした。

 

スケジュールだと、乗り継ぎ時間は「43分間」になっています。帰りの乗り継ぎは行きと違って、保安検査や手荷物受取などは不要ですので、そのままターミナルの中を移動するだけです。しかし、飛行機の到着時刻は「空港の滑走路に着陸する時刻」つまり滑走路からターミナルまでの移動時間は含まれていません。今回は正味20分ほどしか時間がなく、慌てて搭乗口まで移動しました。

 

オーランドからシカゴ便の乗り継ぎのお客さんが多かったためなのか、荷物の搭載が遅れてしまい、出発も遅れる…という事態になってしまいました。帰りのスケジュールも時間に無駄がないのですが、もしオーランド便が遅れてしまうと、シカゴで1泊ということにもなりかねません。このあたりは注意が必要ですね。

 

おわりに

今回は改元に伴う史上最大のゴールデンウィークということで、ディズニーワールドも多くの日本人ゲストで賑わっていました。個人的には、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」や「ディズニー・リビエラ・リゾート」がオープンして、落ち着いてから行こうかな…と思っていたのですが、一生に一度あるかないかの機会を使いたい!と思い、今回の旅を決断しました。

 

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ディズニーワールドでは、様々な場所で工事が行われていました。2つのパークとホテルを結ぶ「ディズニースカイライナー」も着々と準備が進められていて、変わりゆく姿を感じることができました。

 

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建設が進められている「ディズニースカイライナー」

 

5月とは思えない日差しと気温の中で、まるで夏の舞浜に来たような感覚になりました。今回はホテルホップやガイドツアーなど、これまでの訪問とは全く違った体験をすることができました。今後もブログでは、ディズニーワールドに関する記事を公開していく予定です。

 

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よもやま話

パークへの入園は、ホテルのルームキーとしても使われるマジックバンドを使います。通常は指紋をスキャンすると、緑色のランプが光るのですが、時々「紫色」のランプになりました。キャストさんからは「Welcome Home!」と声を掛けられましたので、気になって調べてみました。どうも、バケーションクラブの会員だと色が変わるみたいですね。

 

 

公式アプリには「モバイルオーダー」というサービスがあります。これは、アプリで注文をしておくと、レストランですぐに商品を受け取れる仕組みになっています。英語が苦手でも、写真を見ながらじっくり考えて注文できますので、とても便利でした。アプリの「お店にいます」を選ぶと、レストランですぐに準備してくれるのも良かったですね。

 

マジック・キングダムでアトラクションに並んでいたときに、システム調整で運休になってしまいました。東京の場合、紙の優先入場整理券が配られますが、ディズニーワールドでは閉園時刻まで使えるフリーのファストパス+を受け取ることができます。キャストさんのタブレットで受け取るのですが、電子化されていてスムーズでした。

 

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公式アプリの表示画面。ファストパス+を受け取った時刻から閉園時刻まで、「Multiple Experiences」が使えることが表示されている。

 

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