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舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



オリエンタルランドが外構デザイン!「パークタワー晴海」をひも解く

三井不動産レジデンシャルは、2019年5月の竣工を目指して、東京・晴海で「パークタワー晴海」の建設工事を進めています。完成すれば、地上48階建て・高さ約178mの、東京湾岸にそびえ立つタワーマンションが誕生します。

 

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パークタワー晴海 完成予想CG

 

実はこのパークタワー晴海、敷地内にある「イマジネーションランド」を、東京ディズニーリゾートの運営主体である、オリエンタルランドがデザインしているのです。

 

今回はいつもとは少し趣向を変えて、三井不動産が販売に力を入れている「パークタワー晴海」について、少しひも解いていきたいと思います。

 

パークタワー晴海はどこにあるの?

パークタワー晴海は、東京都中央区の晴海地区にあります。

 

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もともと晴海には、港湾施設や工場などが広がっていました。しかし、近年そういった施設が相次いで撤退し、空き地になっていたのです。東京都と中央区は、晴海地区を再開発することで、将来的には3万人の居住エリアにすることを目指しています。

 

パークタワー晴海の建設地のすぐそばには、三菱地所レジデンスが主体となって手がけた「ザ・パークハウス晴海タワーズ」があります。ここは「ティアロレジデンス」と「クロノレジデンス」のツインタワーになっていて、すでに全戸が完売しています*1

 

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パークタワー晴海の広告では、このザ・パークハウス晴海タワーズを中央にしており、隣接するツインタワーを意識していることが伝わってきます。マンションウォッチャーの間では、ツインタワーとパークタワー晴海をセットにして「晴海三兄弟」という言い方をすることもあります。

 

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パークタワー晴海の公式ウェブサイトから。3本並んでいるが、左と中央は三菱地所レジデンスの「ザ・パークハウス晴海タワーズ」。現在、この画像は削除されている。

 

オリエンタルランドがデザイン?

パークタワー晴海の外構コンセプトデザインは、東京ディズニーリゾートの運営主体であるオリエンタルランドが担当しています。

 

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三井不動産レジデンシャルなどの売主に並んで、外構コンセプトデザインとして、オリエンタルランドのロゴマークが掲げられている。

 

オリエンタルランドが三井不動産と手を組んで、建物周辺の外構デザインを行うのは、パークタワー晴海が初めてではありません。これまでに、武蔵小杉の「パークシティ武蔵小杉」や、浦安の「パークシティグランデ新浦安」を手がけており、今回が3件目となります。

 

 

いずれの物件も、独自のテーマ性とストーリー性を持っていて、ほかの物件との差別化を図っています。

 

オリエンタルランドの説明によると、テーマ性とストーリー性を設定することで、住民同士のコミュニティ形成や、住居に対する愛着や誇りが生まれる、それが最終的には、安心して暮らせる場所につながっていく、としています。

 

三井不動産としては、子会社であるオリエンタルランドのブランド力を使って、ほかの不動産会社にはない強みを出したいのでしょう。

 

パークタワー晴海は、近年開発が進む、東京湾岸のエリアに位置しています。セカンドハウスや投機目的よりも、ファミリー層に長く住んでもらいたい。そんな考えがあるからこそ、家族連れにも強みを持つ「オリエンタルランド」の力を借りたのかもしれません。

 

イマジネーションランドって、どんな場所なの?

さて、オリエンタルランドが手がける「イマジネーションランド」とは、いったいどんな場所なのでしょうか。見ていくことにしましょう。

 

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敷地外構部および建物共用部の断面図

 

ここには「くじらアイランドの伝説」というストーリーがあります。敷地全体を島と港に見立てて、中央に帆船をイメージしたパークタワー晴海がそびえ立つ、という構造になっています。

 

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イマジネーションランドでは、メインキャラクターとして「くじら」が位置付けられています。これは事業化を進めていく中で、オリエンタルランドと三井不動産との会議で出てきたアイディアです。

 

イマジネーションランドは、以下の4つのエリアで構成されています。

 

  • グリーティングゾーン
  • アトラクティブゾーン
  • フレンドシップゾーン
  • ピースフルゾーン
  • ブライトゾーン

 

グリーティングゾーンには、「ウェルカムプラザ」と「くじらテラス」があり、外から来た客を出迎えます。くじらテラスは、上から見ると、くじらの尾びれの形をしています。ちょっとしたポイントからも、パークタワー晴海が「くじら」をシンボルにしていることが伝わってきます。

 

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くじらテラス 完成予想CG

 

エントランスで使われている、ハチミツ色のレンガは、イギリス・ロンドンのキングス・クロス駅で使われているレンガをイメージして、つくられています。「ハニーブリック」と呼ばれているこのレンガは、パークタワー晴海のためにつくられた特注品です。

 

アトラクティブゾーンには、「妖精の小路」と「冒険の森」があり、自然豊かな空間の中で、子どもたちが自由に遊ぶことができます。妖精の小路には、小さな家もあり、子どもたちが想像を膨らませる仕掛けも用意されています。

 

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妖精の小路 完成予想CG

 

フレンドシップゾーンには「暖憩テラス」があり、湾岸のタワーマンションでは珍しく、バーベキューやキャンプを楽しめるようになっています。有名アウトドアブランドである「Snow Peak(スノーピーク)」とのコラボも、ファンにとってはたまらないでしょう。

 

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暖憩テラスの完成予想CG。東京ディズニーランドの「キャンプ・ウッドチャック」を感じさせる。

 

 

また「ハーベストテラス」は、家庭菜園が楽しめるようになっており、季節ごとに旬を味わうこともできます。

 

ピースフルゾーンには、「季節の散歩道」や「ガーデンギャラリー」があり、季節の木や花の変化を楽しむことができます。また、まっすぐではなく、少し道が曲がっているところも、遊び心を感じさせてくれますね。

 

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季節の散歩道 完成予想CG

 

ブライトゾーンには、フットサルやバスケットボールのコートがあり、大人から子どもまで、運動を楽しむことができます。また、併設された「キッズフィールド」にも、子ども用の遊具が揃えられているため、わざわざ公園に行く必要はありません。

 

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アクティブパーク 完成予想CG

 

また、このゾーンにある「ガーデンアプローチ」には、大きなセンペルセコイアの木があり、冬にはクリスマスツリーに変身します。都会のど真ん中で、自然の木のクリスマスツリーが楽しめるのも、パークタワー晴海ならではの特色だといえるでしょう。

 

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ガーデンアプローチ 完成予想CG

 

イマジネーションランドの周囲はランニングコースになっており、1周500mで親子で一緒に楽しめるようになっています。英語で書かれた看板は、親子のコミュニケーションのきっかけになると思います。

 

パークタワー晴海は「買い」なの?

さて、現実に戻りましょう。

 

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パークタワー晴海は、東京湾岸エリアの晴海地区にあります。近年は再開発に伴って、周囲には多くのタワーマンションが建設されています。

 

パークタワー晴海の価格は、1LDKでも4,000万円~5,000万円台、上層階の場合は1億円を軽く超えます。予定最多販売価格帯は7,100万円台となっており、ほかの湾岸タワーマンションの相場を考えると、少し割高にも感じます。都心で勤務していて、子どもがまだ小さい方や、世帯年収が1,000万円を超えるレベルではないと、購入はなかなか難しいと思います。

 

「湾岸で物件を探していて、パークタワー晴海に興味がある」という方もいると思います。先ほども触れたとおり、外構デザインや内部の共用施設を見る限り、三井不動産は投機目的ではなく、このマンションに長く住んでほしいと考えていると思われます。子どもがいるお父さん・お母さんにとっては、かなり魅力的な物件ではないでしょうか。

 

三井不動産が制作したイメージムービー。子育て世代の母親を強く意識していることが分かる。

 

ただ、冷静に考えてみましょう。パークタワー晴海内には、認可保育園が併設される予定ですが、住民優先になるとは限りません。中央区のホームページを見てもらえれば分かる通り、中央区も待機児童問題は例外ではなく、保育園に落ちてしまう可能性も十分あります。

 

保育園 空き情報 中央区ホームページ

 

また、最寄りの駅から少し距離があるのも、パークタワー晴海の弱点と言えると思います。三井不動産は、最寄り駅について、以下のように説明しています。

 

  • 東京メトロ有楽町線 月島駅 徒歩12分
  • 東京メトロ有楽町線 豊洲駅 徒歩15分
  • 都営大江戸線 勝どき駅 徒歩15分

 

徒歩15分と聞くと、やはりちょっと迷ってしまいますよね。月島駅からは徒歩12分と書かれていますが、これは10番出口からの数字になります。実際歩いてみると分かるのですが、有楽町線の改札から10番出口までは、長い地下通路を通らなくてはいけません。思ったよりも、時間がかかってしまうかもしれないのです。

 

物件完成後は、無料のシャトルバスが運行される計画ですが、採算が取れずに廃止、そこまではいかなくても、赤字で共益費が値上げされてしまう、という事態も十分考えられます。

 

さらに一番引っかかるのは、パークタワー晴海に隣接する、太平洋セメントの工場跡地です。

 

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三井不動産は、パークタワー晴海の建設用地の一部を、太平洋セメントから購入しています。また、モデルルームも、隣接する太平洋セメントの工場跡地に設けています。しかし、モデルルームが建っている土地は、まだ太平洋セメントが保有しているのです。

 

三井不動産としては、ライバルの不動産業者に取られて、同じようなタワーマンションを建てられては、たまったものではありません。購入希望者に対しては「もし最悪の事態が起きたら」という想定で、眺望の変化をシミュレーションしたものを見せていますが、これについては、まだ流動的な部分が多いでしょう。

 

三井不動産としては、この土地の取得に全力を挙げていると思います。しかし、中央区が発表している資料には、パークタワー晴海に隣接して、新しいタワーマンションが描かれているものもあります。購入時には、眺望が変わってしまう可能性があることも、考慮に入れる必要があると思います。

 

 

さらに、火災や地震などの自然災害も考えなくてはいけません。最近では、長周期地震動といった、超高層マンションならではの問題もクローズアップされるようになりました。エレベーターが止まったときに、果たして地上へ逃げられるのか。そういったことも考える必要があるでしょう。

 

やっぱり、止めておいた方がいいの?

さて、ここまでパークタワー晴海の弱点や、今後予想される事態を紹介しました。

 

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ついついデメリットばかりが目についてしまいますが、パークタワー晴海には、もちろん強みもあります。

 

公立の小学校や中学校がすぐ近くにあること、海が近く、都心とは思えないほどの開放感があること、イマジネーションランドをはじめとする共用施設が充実していることが、大きな強みと言えるでしょう。豊洲駅で降りて、ららぽーとで買い物をしてから家に帰る、という暮らし方も十分可能です。

 

さらには、BRT(バス高速輸送システム)や、都心と湾岸エリアを結ぶ地下鉄の建設計画もあります。都心から近いというのも、晴海エリアの最大の魅力の一つではないでしょうか。

 

 

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東京都都市整備局・京成バス「都心と臨海副都心とを結ぶBRTに関する事業計画」から引用。パークタワー晴海の目の前にある都有地に、BRTのターミナルと車庫が建設される計画になっている。

 

家はその人にとって、一生に一度の大きな買い物です。パークタワー晴海からすぐ近く、晴海ふ頭には、2020年に開催が予定されている、東京オリンピック・パラリンピックの選手村が建設される予定です。

 

ますます国際化が進む、東京湾岸エリア。パークタワー晴海の販売開始は、2017年6月下旬を予定しています。もし興味のある方は、一度モデルルームを訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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参考リンク

 

※この記事は、三井不動産レジデンシャルの「パークタワー晴海」について、公平・中立な立場で書かれたものです。この記事によって生じる損害について、舞浜新聞は一切の責任を負いかねます。

*1:投資目的の購入で賃貸されていたり、中古市場で取引されていたりする物件もあります。