以下の内容は、2022年7月25日現在の情報を私的にまとめたものであり、内容の正確性は保証できません。日本から米国への渡航、ならびに日本への帰国に関しては、公的機関が発表する最新の情報をご確認ください。
目次
- アメリカへの入国条件
- 出発前に準備しておくもの
- コロナ禍におけるディズニーワールドの変更点
- 日本帰国前にやること
- 滞在中に新型コロナに感染/検査で「無症状陽性」になった場合
- 日本帰国後の隔離措置
- 補足情報
- 参考資料
アメリカへの入国条件
- 2022年6月12日~ 新型コロナウイルスの陰性証明・回復証明の提示は不要
- 新型コロナウイルスのワクチン接種は必須
- ワクチンの種類によって、接種回数の要件が異なる。
- アメリカ入国時のウイルス検査、指定施設での隔離などはない。
出発前に準備しておくもの
パスポート(日本国旅券)
- 住民登録をしている都道府県の窓口で申請
- 本籍地の戸籍謄本(または戸籍抄本)が必要
- 申請から受領までに、通常1週間ほどかかる
- 18歳未満は、5年有効パスポートのみ申請可能
- 10年間有効パスポート 手数料16,000円
ESTA(エスタ)
- 90日以内の米国滞在で申請が必要
- 渡航日72時間以上前までの申請が「強く推奨」されているが、申請却下に備えて、できるだけ早めに申請しておいたほうがよい。
- もし申請が却下された場合は、大使館・領事館で査証(ビザ)の申請が必要に
- 一度の許可で2年間有効。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効に。
- 許可画面は紙で印刷しておいた方がよい。
- 申請手数料 21ドル(2022年5月26日~)
- 業者による代行サイトに要注意(手数料が高額)
航空券
- 新型コロナへの感染や、入国規制・水際対策のルール変更などを考え、返金可能か、変更手数料が無料かなどの条件を確認する。
- できれば、格安航空券ではなく、航空会社から直接購入した方がよい。
- 為替相場や燃油サーチャージの動向に十分注意する。
My Disney Experienceアプリ
- ディズニーワールドの公式アプリ
- パークチケットやホテルのルームキーなど、パーク内でのサービス利用に必須
- 日本国内のストアからもダウンロードが可能
ホテルの宿泊予約
- パークまでの交通アクセスなどを考えると、直営ホテルが望ましい。
- 日本語対応の旅行代理店「ミッキーネット」での予約もよい。
- 宿泊情報のMy Disney Experienceアプリへの連携を忘れずに行う。
- 10日前から事前チェックインが可能→フロントに寄らずMy Disney Experienceアプリで部屋の開錠が可能に
パークチケットと入園予約
- 入園には、1日1パークの入園予約が必須
- 日本語対応の旅行代理店「ミッキーネット」で購入すると、直接購入する場合よりも割引になることもある。
- チケット情報のMy Disney Experienceアプリへの連携を忘れずに行う。
オーランド国際空港とホテル間の移動手段
- 直営ホテル宿泊者が利用できた、空港からの無料送迎バス「ディズニー・マジカル・エクスプレス」は2022年1月で廃止に。
- 現在は同じ会社が提供している「ミアーズ・コネクト」か、シャトルバスサービスの「サンシャイン・フライヤー」を予約して利用する。
- タクシー、ライドシェア(ウーバー、リフト)、レンタカーという選択肢も。
- ミアーズ・コネクト、サンシャイン・フライヤー 一人16ドル(片道)
ワクチン接種証明書
- 3回以上の接種が、日本帰国時の前提条件
- アプリ(電子データ)での提示でも有効
- アプリでの証明書発行には「マイナンバーカード」が必要
- 紙での証明書発行は、住民登録している市区町村へ申請
- 2022年7月26日~ コンビニでの発行も開始
アメリカ疾病予防管理センター(CDC) の宣誓書
- 出発時に空港のカウンターで提出
- 航空会社もしくは旅行代理店のウェブページから、宣誓書のPDFデータをダウンロード→記入
- オンラインで記入→印刷→自筆の署名→提出でも可能
- 搭乗前に空港で記入・提出することも可能
たびレジ
- 外務省の海外安全情報配信サービス
- 渡航期間と旅行先を登録すると、外務省からの最新情報を受け取れる。
- 新型コロナに関する情報も配信(入国ルールや水際対策の変更)
海外旅行保険
- 多くの海外旅行保険では、新型コロナウイルスの感染による通院・入院が補償内容に含まれている。
- アメリカ国内の医療費は、日本と違って高額に。できれば、補償内容を手厚くしておきたい。
- クレジットカードに自動付帯されている保険でも、補償の対象になることも。
- なお、帰国前の検査で「無症状陽性」となり、旅程を変更した場合などは、保険会社によって扱いが異なる。
MySOSアプリ
- 日本帰国時の検疫手続きの事前登録が可能(待ち時間短縮)
- アプリは「帰国者モード」で使うため、必ず専用QRコードまたは専用URLからダウンロードする。
- アプリストアからはダウンロードしない(通常モードで起動してしまうため)
- 質問票・誓約書・ワクチン接種証明書・出国前72時間以内の検査証明書を登録
税関申告アプリ
- 税関申告書(携帯品・別送品申告書)の電子申請ができる
- 税関検査場電子申告ゲートが利用可能に(待ち時間短縮)
SIMカード・モバイルWi-Fi
- NTTドコモの「ahamo」月間データ量(20GB)内で、海外利用も可能
- Amazonでアメリカで利用できるSIMカードを購入可能
スーツケースのレンタル
- 国際線 預入荷物の最大サイズ 3辺合計158cm以内
- 航空会社や路線、会員資格などによって、預入荷物の条件は変更に。
ライドシェアアプリ
航空会社の渡航書類確認アプリ
コロナ禍におけるディズニーワールドの変更点
- 入園には、1日1パークの入園予約が必須
- 事前予約型の「ファストパス・プラス」は廃止
- 午後2時以降は、予約がなくても別のパークに移動することが可能に(パークホッパーのオプションが必要)
- パークチケットに別売オプションとして付けられる「ジーニープラス(Genie+)」が導入
- ジーニープラスを購入すると、優先案内の「ライトニングレーン(LL)」を利用することが可能
- ライトニングレーンは、午前7時から受付開始。利用者数・時間帯に制限あり。
- 人気アトラクションはジーニープラスの対象外。「インディビジュアル・ライトニングレーン(Individual LL)」を別に購入する必要あり。
- 一部の人気アトラクションでは、通常の待機列(スタンバイ)ではなく、公式アプリで「バーチャルキュー(Virtual Queue)」を取得しないと利用できない。
- 直営ホテルと一部の提携ホテルの宿泊者は、パーク開園30分前から入園可能
- デラックスリゾートと一部ホテルの宿泊者は、閉園後の深夜営業(Extended Evening)の利用が可能
日本帰国前にやること
新型コロナウイルス検査(陰性証明書の発行)
- 日本国籍保有者も含め全ての入国者は、出国前72時間以内に受けた、新型コロナウイルス検査の陰性証明が必要
- 検査証明書の様式は、原則として厚生労働省の指定のものを利用
- 紙または電子データ どちらも有効
- 所定様式を使用することが難しい場合は、任意のものでも提出は妨げられない。有効な検体や検査方法等、検査証明書へ記載すべき事項が満たされている必要がある。ただし、MySOSアプリでの事前申請で、許可が下りなかったという報告も…。できれば指定様式での発行が望ましい。
ディズニーワールド周辺のPCR検査機関
- テーマパークや直営ホテル内に、PCR検査を受けられるところはない。
- ホテルからタクシーやライドシェアなどで、検査機関まで行く必要がある。
- 基本的には、即日もしくは24時間以内に結果が出るところで受ける。
- オーランド国際空港にも検査場はあるが、ディズニーワールドからは遠い。
日本語対応の旅行代理店「ミッキーネット」で、PCR検査の予約代行を受け付けている。厚生労働省の指定様式にも対応。直接予約するよりも割安になる場合も。オプションとして、検査場までの往復送迎も依頼できる。
- FG Health 3295 Oxford Drive, Kissimmee, FL 34746
★在マイアミ日本国総領事館の検査機関リストにも掲載 - Millenia Advanced Scientific 4303 Vineland Rd. Suite F10, Orlando, FL 32811
★SNSを中心に日本人の利用報告が多い。 - AdvenHealth Centra Care オーランド国際空港(ターミナルA)
- Covid Testing LLC オーランド国際空港(ターミナルA・B)
インターナショナル・プレミアム・アウトレットにも検査場あり - XpresCheck オーランド国際空港(ターミナルA・B)
- Travel Clinic Premium Outlet Mall 4951 International Drive, Orlando FL 32819
インターナショナル・プレミアム・アウトレット内 - Fast Test Now 6504 Carrier Dr, Orlando FL 32819
-
PharmcoRx 1160 S Semoran Blvd, Orlando, FL 32807
オーランド国際空港の公式ウェブサイト
JTBの日本語対応検査ツアー
HISの日本語対応検査ツアー
ウォルグリーンの無料ドライブスルー検査は、日本帰国に必要な要件を満たしていない(在シアトル日本総領事館による情報)。CVS/ファーマシーでの検査は、米国在住者のみ対象のため注意。
「ファストトラック」で検疫手続きの事前登録
- 「MySOSアプリ」または「MySOS Web」で申請
- 質問票・誓約書・ワクチン接種証明書(任意)・出国前72時間以内の検査証明書を登録
- 日本到着の6時間前までに完了させる
- 事前審査が完了したら、アプリの画面が「青」に変わる
- 帰国時にアメリカの空港のカウンターで提示
滞在中に新型コロナに感染/検査で「無症状陽性」になった場合
- 海外旅行保険の引き受け会社に連絡→今後の対応を相談
- ホテルのフロントで相談に乗ってくれる?
- 航空券の変更、ホテルの延泊手続き
- オーランドに日本語対応の医療機関は「ない」。
- 在マイアミ日本国総領事館に連絡して相談
- 検査で陰性が出ない場合は、領事レターの発行を受けて帰国
- 領事レターの発行には、①回復証明書(米国内の医療機関で発行、いつ回復して旅行が可能かが分かるように、医師の署名も必要)、②PCR検査の陽性証明、③旅券の個人写真ページのコピー、⑤帰国便の情報(オーランド→日本までの全日程)の5つの書類が必要。すべてメールでのやり取り。
日本帰国後の隔離措置
- 2022年6月1日~ 「水際対策強化に係る新たな措置(28)に基づく国・地域の区分」アメリカは「青区分」
- 日本到着時のウイルス検査は免除
- 日本入国後の指定施設での隔離措置や、自宅での待機は不要
- 帰国当日の国内線の乗り継ぎ、公共交通機関の利用も可能
補足情報
新型コロナウイルス 検査用語
- 鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal (Swab/Smear)/Nasopharynx) 上気道から検体を採取。医療関係者のみ可能。
- 鼻腔ぬぐい液(Nasal (swab/smear)) 鼻腔内から採取。受検者本人でも可能。
- 唾液(Saliva) 原則本人が採取。
- 咽頭ぬぐい液(Throat (Swab/Smear))口腔内から採取。日本帰国時の検査方法としては認められていない。
- Rapid antigen (test/kit) 迅速抗原検査。日本帰国時の検査方法としては認められていない。