東京ディズニーリゾートをぐるりと囲んでいるのが、モノレール「ディズニーリゾートライン」です。
2016年1月~8月まで運行された「ダッフィー&フレンズ・ライナー」©Disney
最近ではラッピング車両も走っていますので、多くのゲストが利用しています。今回はそんなリゾートラインの、知っておくと得できる豆知識をご紹介します。
どの車両に乗ればいいの?
JRや私鉄、地下鉄に乗ると「乗り換え出口案内」といって、どの号車に乗れば、降りる駅の階段やエレベーターに近いかを教えてくれるポスターが貼ってあります。
ディズニーリゾートラインの場合、すべての駅にホームドアが取り付けられていますが「○号車○番ドア」といった表示や、出口案内などはありません。では、どの車両に乗れば、一番近道ができるのでしょうか。
まずは、JR舞浜駅とイクスピアリの最寄り駅である「リゾートゲートウェイ・ステーション」から見ていきましょう。
リゾートゲートウェイ・ステーションでは、2号車後方ドアと3号車前方ドア、4号車後方ドアが、階段・エスカレーターに一番近くなっています。また、エレベーターは4号車の中央にあります。
リゾートゲートウェイ・ステーションの場合は、乗車ホームと降車ホームが分かれています。車いすやベビーカー用の広いスペースは、3号車前方ドアと4号車前方ドアから乗ると、ちょうど目の前にあります。
次に、東京ディズニーランド・ステーションを見ていきましょう。
東京ディズニーランド・ステーションの場合は、改札口を出たところに階段・エスカレーターとエレベーターがあります。乗車ホームと降車ホームは分かれていません。改札口に一番近いのは、3号車と4号車です。
次に、オフィシャルホテル最寄りの、ベイサイド・ステーションを見ていきましょう。
こちらも、先ほどの東京ディズニーランド・ステーションと同様に、乗車ホームと降車ホームは分かれていません。改札口を出たところに、階段・エスカレーターとエレベーターがあります。ここは改札口が狭く、4号車が一番近くになっています。
最後に、東京ディズニーシー・ステーションを見ていきましょう。
東京ディズニーシー・ステーションは、リゾートゲートウェイ・ステーションと同様に、乗車ホームと降車ホームが分かれています。
車両先頭付近には、ホテルミラコスタの連絡改札口があります。ここには駅員さんはいませんので、ICカードの残高不足や、エラーになってしまった場合は、1階の改札口へ行く必要があります。
階段・エスカレーターに一番近いのは、1号車後方ドアと6号車前方ドアの2か所です。エレベーターに一番近いのは、3号車後方ドアと4号車前方ドアの2か所です。
リゾートゲートウェイ・ステーションにある「近道」
さて、JR舞浜駅へ帰るときに、リゾートゲートウェイ・ステーションを使う方も多いのではないでしょうか。
実はここには、JR舞浜駅へ行ける近道があるのです。
降車ホームから階段・エスカレーターを下りてくると、目の前に連絡通路があります。看板などで「出口」と書かれていますので、ついついまっすぐ行きたくなってしまうのですが、ここを左に曲がってください。
(逆の方向から撮った写真)
すると、目の前に階段とエスカレーターが見えてきます。ここをまっすぐに下りると、JR舞浜駅へ近道することができるのです。
ちなみに、先ほどの連絡通路を、看板通りにまっすぐ行くと、イクスピアリ3階の降車専用改札口に出ます。ここから出てしまうと、一度エスカレーターで2階まで下りて、そこからイクスピアリの中を通って、舞浜駅まで行かなくてはいけません。
イクスピアリ3階にある降車専用改札口。舞浜駅への連絡通路は「2階」なので、一度エスカレーターで下りなくてはいけない。
東京ディズニーシー・ステーションにある近道
先ほど、東京ディズニーシー・ステーションの出口案内で、車両先頭に「ホテルミラコスタ連絡改札口」がある、という説明を書きました。
時間帯によって閉まっていることがあるのですが、実はここの改札口を使うと、東京ディズニーシーのエントランスへ早く行くことができるのです。
改札口をくぐると、目の前に分かれ道があります。まっすぐ行くと、ホテルミラコスタのエントランスへ行くことができます。その横にある、階段もしくはエレベーターで下りると、駅入り口のすぐ横に出ることができるのです。
そのまま左に曲がって、リゾートラインの柱沿いを歩いていくと、東京ディズニーシーのエントランスに行くことができます。通常は1階の改札口まで行って、そこから駅の下を歩かなくてはいけませんので、かなりの時間の節約になります。
賢く使って、素敵なひとときを!
リゾートラインでは期間限定のフリー乗車券や、ラッピング車両の導入、さらには駅独自のデコレーションなど、乗客を増やすために、様々な取り組みが行われています。
2016年1月~8月まで運行された「ダッフィー&フレンズ・ライナー」©Disney
均一260円(大人)という運賃は、ちょっと高い気もします。ただ、リゾートラインを賢く使えば、時間を節約することができるのです。
ぜひ、東京ディズニーリゾートを訪れたときには、リゾートラインを活用して、素敵な時間を過ごしてください。