舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



舞浜新聞の夏休み2024 in アメリカ東西パーク&クルーズライン(4) ディズニーワールド編

 

 

はじめに

舞浜新聞は2024年の夏休みに、アメリカ・カリフォルニアの「ディズニーランド・リゾート」、フロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」、さらに「ディズニークルーズライン」のバハマ諸島クルーズへ行ってきました。

 

旅行の計画・準備編については、以下の記事をどうぞ。

maihama.hateblo.jp

 

今回の記事では、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートから日本帰国までの様子について、私の感想を含めてまとめていきたいと思います。

 

 

初体験がたくさん!

私自身ディズニーワールドを訪れるのは、今回で7度目でした。しかし、ここは多くのファンから「聖地」と言われている通り、何度来ても飽きない最高の場所だと思っています。

 

 

今回の旅でも初体験がたくさんありました。「ティアナのバイユー・アドベンチャー」は、新しく導入されたアトラクションの一つ。ここはスプラッシュ・マウンテンをリニューアルする形でつくられました。ライド自体の動きは変わっていないのですが、新しく作られたティアナのストーリーをもとに、今の時代に合ったものに仕上がっていると感じました。もちろん、理屈抜きで楽しかったですね。

 

 

カントリーベア・ミュージカルジャンボリーも、リニューアルされた施設の一つです。個人的には、ディズニーの名曲をカントリーミュージックのテイストで演奏する…というコンセプト自体は、今のゲストに合っていると思いました。ただ、従来のカンベアファンからすると、少し違和感が残ってしまうかもしれません。何を残して、何を変えるべきなのか。東京ディズニーリゾートにもつながる問題ですね。

 

 

エプコットの新しいナイトショー「ルミナス・ザ・シンフォニー・オブ・アス」は、これまでのエプコットらしさや「多様性」といったテーマ性が薄まり、ディズニーの名曲でつづられているのがポイントかな…と感じました。もちろん、パイロによる演出も健在ですので、迫力満点!エプコットを訪れた際には、ぜひ押さえておきたいショーだと思います。

 

同じくエプコット内に誕生した「モアナと伝説の海:ジャーニー・オブ・ウォーター」は、その名前の通り、モアナをテーマにした施設です。ライドに乗るのではなく、水を使った施設を歩いて見て回る場所なのですが、それぞれ映画のワンシーンを思わせるつくりになっていて、とても楽しかったです。小さな子どもたちも、見て触れて遊べるようになっていましたね。

 

 

ハロウィーン・パーティー

今回の旅で、一番楽しみにしていたのが「ミッキーのノット・ソー・スケアリー・ハロウィーン・パーティー」でした。ハロウィーン限定の夜間特別営業です。パークチケットとは別に特別営業のチケットを購入するので、貸し切りで特別なひと時を過ごすことができます。

 

 

これまで「9月や10月は長期休暇が取れないから」と参加をあきらめていたのですが、最近は8月上旬から開催されており、長年の夢を叶えることができました。日によってチケット料金は違いますが、今回は一人23,468円でした。イベントは午後7時~午前0時まで。ただし、パークには午後4時から入園可能になります。入園時にリストバンドを付けると、午後7時以降はそのリストバンドがないと施設を利用できなくなります。

 

ハロウィーン・パーティーでは、限定のショーやパレード、グリーティング、さらには特別演出のアトラクションなど、見たいものがたくさんあって、本当に時間があっという間に過ぎていきました。グリーティングは限定コスチュームということで、現地ファンの人気も高かったです。パーク内のいたるところで、チョコレートなどのお菓子が無料で配られており、気付くと食べきれない量を抱えるくらいでした。

 

 

チケットはちょっとお高めですが、それに見合う体験価値はあると思います。今回の旅で回り切れなかったものもありましたので、ぜひ次の機会にリベンジを果たしたいですね。

 

「マルチパス」「シングルパス」の使い分け

ディズニーワールドでは、従来のファストパスに代わって「ライトニングレーン・マルチパス」「シングルパス」が販売されています。

 

 

LLマルチパスもシングルパスも、ディズニー直営ホテルの宿泊者であれば、7日前から購入することができます。直営ホテル宿泊者であれば、7日前からLLマルチパスで対象施設の予約が可能に。しかも、時間帯を指定することもできます。私が訪れたときは、事前購入はアメリカもしくはカナダ国内のみだったのですが、現在は日本国内からでも購入できます。

 

今回の旅では、トロンとコズミックリワインドのシングルパスだけ購入しました。マルチパスも迷ったのですが、ショーやパレードを中心に回ることや、スタンバイの待ち時間がそこまで長くなかったため、購入しませんでした。「このアトラクションは絶対に押さえておきたい!」という方はシングルパス、「できるだけ、たくさんアトラクションに乗りたい!」という方はマルチパスの事前購入をおすすめします。

 

ただ、アナハイムと違って、事前購入型になっていることで、予定がかなり縛られる危険性もあります。日によっては、すぐに売り切れになっていることも…。早めに計画を立てることが大切ですね。

 

 

憧れの「トッポリーノ・テラス」と「ラヴェロ」へ!

今回の旅で、特に印象的だったレストランは以下の4か所です。すべてキャラクターたちに会える「キャラクター・ダイニング」の施設です。

 

  • トッポリーノ・テラス
  • ラヴェロ
  • ケープメイ・カフェ
  • ハリウッド&バイン

 

「トッポリーノ・テラス」は、リビエラ・リゾートの最上階・10階にあります。朝食のみ、ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダックの4人に会うことができます。

 

 

ずっと行ってみたかったのですが、今回やっと念願が叶いました。ミッキーたちはそれぞれアーティストをモチーフにしたコスチュームを着ていて、みんなとにかくかわいい!最上階からの眺めも素晴らしかったです。食事の合間や帰る前に、外のベランダに出ることもできますよ。

 

 

食事はブッフェではなく、メニューからメインの料理を選ぶ形式です。ワッフルからステーキまでそろっていますので、小食でも食いしん坊でも満足できるラインナップでした。パンはクロワッサン、シナモンマフィン、チョコチップマフィンの3種類が運ばれてきます。これだけでもお腹一杯になりそうですが…。味は日本人にもちょうどいい甘さで、美味しかったです。

 

「ラヴェロ」は、フォーシーズンズ・リゾード・オーランドにあります。このホテルはディズニーワールド内にあるのですが、ディズニー直営ではありません。ゴールデン・オークという超高級住宅街の中にある、オフィシャルホテルの一つです。

 

 

友人からは「絶対におすすめだよ!」「ここに行ったら、ほかのキャラダイに行けなくなる」と言われていたのですが、なかなか行く時間が取れず…。今回の旅でやっと念願が叶いました。

 

フォーシーズンズと各テーマパークやTTC(交通センター)を結ぶ無料バスはあるのですが、本数が少ないため、交通アクセスはあまりよくありません。今回はライドシェアを利用しました。途中、豪邸が立ち並ぶゴールデン・オークの中を通ったのですが、それだけで気持ちが高まりましたね。

 

ラヴェロでは、指定曜日の朝食のみ「Good Morning Breakfast with Goofy and His Pals」というキャラクター・ダイニングが行われています。出演キャラクターは、グーフィー、ミッキーマウス、ミニーマウスの3人。食事はブッフェ形式です。

 

 

驚いたのが、料理の種類の豊富さ。いわゆるアメリカンなメニューから、目の前で調理してくれるオムレツ、フルーツやデザートまで、ディズニーワールド内にある他のレストランと比べても、かなりレベルは高かったです。しかも、どれを食べても美味しい!時間制限はなく、思わず長居してしまいました。

 

こちらのレストランは、ホテル宿泊者でなくても予約を取ることができます。ただし、SNSで指摘されているように、宿泊客以外のビジターは、屋根付きのテラス席に案内されることが多いようです。テラス席とはいいますが、冷暖房は完備されていますので、快適に過ごせましたよ。

 

さらに驚いたのは、ラヴェロの朝食代金には、フォトパスが含まれていることです。カメラマンに何枚も写真を撮ってもらえて、しかも追加料金なしでダウンロードできますので、本当に至れり尽くせりでした。多くの友人が大絶賛していたのも納得です。また近いうちにぜひ利用したいと思います。

 

 

「ケープメイ・カフェ」は、ビーチクラブ・リゾートにあります。キャラダイは朝食のみ、ミニーマウス、グーフィー、ドナルドダック、デイジーダックの4人に会うことができます。ミニーはビーチ用の大きな帽子を身に着けていて、東京のスタイルスタジオの夏衣装を思い出しました。食事はブッフェ形式。アメリカンな内容なので、好き嫌いは分かれるかもしれません。

 

 

「ハリウッド&バイン」は、ハリウッドスタジオにあります。キャラダイは朝と昼・夜で登場キャラクターが分かれており、昼・夜ではミッキーマウス、ミニーマウス、グーフィー、プルートの4人に会うことができます。このレストランの特徴は、シーズンごとにキャラクターの衣装が変わること。今回はハロウィーンの衣装のフレンズたちに会うことができて感動しました。

 

 

ここの食事はブッフェ形式。こちらもアメリカンな内容ですので、好き嫌いは分かれるかもしれません。ただ、料金を考えるとコスパはいいと思います。今回の旅では「ファンタズミック・ダイニングパッケージ」として、ここを予約したのですが、キャラクターたちにも会えて、なおかつ夜のショーを優先エリアで見ることができますので、利用する価値は十分あると思いました。

 

 

4か所にお泊まり

今回のディズニーワールドへの旅では、以下の4か所のホテルに泊まりました。

 

  • サラトガ・スプリングス・リゾート&スパ
  • グランド・フロリディアン・リゾート&スパ
  • リビエラ・リゾート
  • ベイ・レイク・タワー(コンテンポラリー・リゾート)

 

最初に泊まったのは、サラトガ・スプリングス・リゾート&スパ。ロサンゼルスからの飛行機の到着が夜だったこと、次の日はクルーズラインの乗船日だったことから、バケーションクラブのポイントが一番安いサラトガのデラックススタジオにしました。

 

 

ベランダからの眺めが良く、ロビー棟からも近くて便利でした。本当はプールに入ったり、ディズニー・スプリングスへお買い物に行ったりして、もっとゆっくり過ごしたかったですね。

 

次に泊まったのは、グランド・フロリディアン・リゾート&スパ。リゾートスタジオのラグーンビューでした。以前泊まったのと同じ「ビッグ・パイン・キー棟」の部屋だったのですが、向かい側にある建設中のアイランド・タワー(ポリネシアン・ヴィラ&バンガロー)もよく見えて、すごく開放的でした。

 

建設中のアイランド・タワー(ポリネシアン・ヴィラ&バンガロー)

 

フロリディアンは、全体的に華やかな雰囲気なので「ディズニーワールドに来た!」と実感できますね。特別な時間を過ごすのには、ピッタリの場所だと思います。マジックキングダムへは、モノレールで一駅。ボートや徒歩でも移動できるので、交通アクセスも申し分ありません。

 

 

3か所目はリビエラ・リゾート。初めて「2ベッドルームヴィラ」に泊まったのですが、本当に最高でした。部屋に入ると、広いキッチンとリビング。その左右にそれぞれバスルームとベッドルームが配置されています。キングサイズのメインベッドルームには、ジャグジー付きのバスタブまで…。リビングにはプルダウン型のベッドもありますので、大人数でもゆったり過ごせると思います。

 

 

リビエラはスカイライナーの乗り場があり、ハリウッドスタジオとエプコットへの交通アクセスは抜群。ホテルの敷地もコンパクトになっていますので、部屋からスカイライナーの乗り場、バス乗り場まですぐに行けるのもポイントが高いですね。ただし、閉園直後のスカイライナーは、かなりの大行列でした。いくら進みは早いとはいえ、今度は少し時間をずらして乗ろうと思います。

 

 

最後に泊まったのは、ベイ・レイク・タワー(コンテンポラリー・リゾート)でした。デラックススタジオのテーマパークビューの部屋だったのですが、とにかく眺めが良くて、改めて感動しました。ここを選んだのは、帰国日にバス乗り場までの移動を短くしたかったからです。

 

 

ディズニーワールドのホテルは、どこもとにかく広大で、ロビーから部屋までかなりの距離を歩かなくてはいけないことも…。その点、ベイ・レイク・タワーはコンパクトな施設なので、帰国日はいつもここにしています。マジックキングダムから歩いて戻れるのもいいですね。

 

バケーションクラブのスペシャルイベント

ディズニーのホテル会員権プログラム「ディズニーバケーションクラブ」では、2024年7月22日~8月24日まで、会員限定のスペシャルイベント「ウェルカムホーム・ウィーク」が開催されました。

 

多くの特典があったのですが、一番嬉しかったのは、レストランのモバイルオーダーが20%割引になったことですね。利用時間の制限や、対象外施設もあったのですが、少し食費を抑えることができました。また「スイーツ・ストップ」として、無料でアイスクリームを食べられたのも良かったです。ショップで買おうとすると、1個6.5ドルで1,000円近くするんですよね…。

 

 

食事以外にも、開催日は少なかったのですが、スペシャル・グリーティングに参加することもできました。これは、コンテンポラリーリゾートの宴会場で、映画『アナと雪の女王』のキャラクターたちに会える…というもの。

 

会場に行くと、まずはマシュマロウの大きなフォトスポットに案内されます。少し待っていると、宴会場の奥へ。そこではクリストフに会うことができました。ほかのゲストと一緒におしゃべりをした後で、写真撮影に。ここで終わりかと思ったら、そのすぐ裏のスペースへと案内されました。

 

 

そこにいたのは、なんとアナとエルサ、さらにはオラフまで!しかも、アナは女王、エルサは精霊のコスチュームを身にまとっているではありませんか!これには、とにかく驚きました。両陛下にご挨拶して、写真撮影へ。オラフもとってもチャーミングで、最高のグリーティングになりました。

 

 

初めてのヒューストン便

ディズニーワールドがあるフロリダ・オーランドには、日本からの直行便は就航していません。そのため、アメリカ国内の空港で、乗り継ぎをする必要があります。

 

これまでデトロイト、シカゴ、ニューヨーク、ホノルルで乗り継ぎしたことがあったのですが、今回初めてヒューストンの「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港」を利用しました。

 

  • 9:10オーランド→UA2399→10:43ヒューストン
  • 11:35ヒューストン→NH113→15:25(翌日)羽田

 

友人からは「ヒューストンは乗り継ぎが楽でおすすめだよ」と言われていたのですが、ちょうどいい時間のフライトがなかったり、価格面で予算オーバーだったりで…。実際に利用してみると、ターミナルが直線状に配置されているので、移動がとても楽でした。

 

帰国の場合、制限エリア内を移動すればいいので、手荷物を預け直したり、保安検査を受けたりする必要はありません。しかし、今回はどうしても乗ってみたいものがあったので、エリア外に出ることにしました。ヒューストンにある特別な乗り物、それは「Subway(サブウェイ)」です。

 

en.wikipedia.org

www.fly2houston.com

 

ターミナル間の移動であれば、制限エリア内を走る「Skyway(スカイウェイ)」を利用します。関空のウイングシャトルに似てますね。それに対して、サブウェイは制限エリア外、ターミナルの地下を走っていて、見送りの方も利用することができます。

 

 

実はこの乗り物、WEDway(ウェドウェイ)というシステムが使われています。これを開発したのは、WEDエンタープライズ、現在のウォルト・ディズニー・イマジニアリングなのです。ウェドウェイを使ったアトラクションとして有名なのが、マジックキングダムにある「ピープルムーバー」です。サブウェイは、ピープルムーバーの兄弟とも言えるでしょう。

 

実際に乗ってみると、パークのアトラクションのようで、ちょっと不思議な感じがしました。急カーブもスムーズに曲がっていくので、空港内で導入されたのも納得です。

 

youtu.be

 

日本への帰国便は、万が一のことを考えて全日空にしました。公式サイトで一人163,170円でしたので、まずまずの運賃だったと思います。日本人の利用は少なめだったのが印象的でした。

 

おわりに

今回で7回目となるディズニーワールドの旅。友人からは「何回も行ったら飽きるんじゃないの?」と言われるのですが、この場所は何度訪れても、新しい発見があるので不思議です。

 

 

ずっと行ってみたかったレストラン、新しくオープンしたアトラクション、そして夜を彩るナイトエンターテイメント…。「また行きたい!」と思わせる魅力が、ディズニーワールドには詰まっています。これからも日々進化を続けるディズニーワールドを見つめて、また近いうちに訪れたいと思います。

 

 

おまけ

今回の旅では、エプコット内にあるバケーションクラブのラウンジは工事中で、利用することができませんでした。しかし、友人から「ディズニー・スプリングスの中に、ラウンジがあるみたいだよ」と教えてもらって…。訪れてみると、新規契約用のショールームがあるスペースを、会員向けにも開放しているようでした。普段は入れないスペースですので、少しワクワクしましたね。

 

dvcnews.com

 

 

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