舞浜新聞

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舞浜新聞の夏休み2024 in アメリカ東西パーク&クルーズライン(1) 計画・準備編

 

はじめに

最近は記事更新の頻度が落ちてしまい、大変申し訳ありませんでした。ディズニーやそれを巡る状況は、日々大きく変化していますが、なかなかパソコンに向かう時間が取れず…。

 

今後も不定期に更新していきたいと思っておりますので、気が向いたときに覗いていただけると幸いです。

 

実は舞浜新聞では、今年の夏休みに、アメリカ・カリフォルニアの「ディズニーランド・リゾート」と、フロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」へ行ってきました。さらに「ディズニークルーズライン」も、人生で初めて体験することができたんです!

 

 

クルーズラインといえば、オリエンタルランドがディズニー社と手を組み、日本でも新たに就航させる計画を発表して、話題になりましたね。

 

www.nikkei.com

 

今回の記事では、そんな夏休みの旅行の計画・準備について、皆さんにご紹介していきたいと思います。

 

4月中旬から準備スタート!

今回の旅行の計画を立て始めたのは、4月中旬のこと。

 

 

これまでの夏休みの旅行では、年明け1月ごろから航空券の予約などを進めて、4月の新年度になったら最終確定…という流れでした。しかし、今回は家庭の事情などもあって、4月になってから「アメリカに行くぞ!」と決めて、計画や準備が始まりました。

 

今回の旅行は、主に以下の流れでした。

  • 東京/成田→ロサンゼルス
  • ディズニーランド・リゾート
  • ロサンゼルス→オーランド
  • カナベラル港からクルーズライン「ウィッシュ号」乗船
  • ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
  • オーランド→ヒューストン→東京/羽田

 

西海岸にあるカリフォルニアの「ディズニーランド・リゾート」と、東海岸にあるフロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」を、一回の旅行で制覇する…というのは、私の人生の中で初めての経験になります。ましてや、クルーズラインの乗船も初めて。これまで、何度か海外のディズニーパークを巡ってきましたが、今回は本当に「初めて尽くし」でした。

 

 

では、旅行当日までに何をどのように準備していったのか、振り返っていきたいと思います。

 

今回の記事では、すべて一人分の金額(宿泊費等を除く)を表記しています。また、米ドルではなく、決済時点の日本円の金額を記載しています。

 

航空券

今回はなるべく費用を抑えるために、成田からロサンゼルスまでは、日本航空グループのLCCである「ジップエア」を利用しました。それ以外の航空券については、比較サイト「Skyscanner」で、できるだけ安いものを探しました。

 

www.skyscanner.jp

 

フライトスケジュールは、以下の通りです。

  • 14:40成田→ZG24→8:55ロサンゼルス 154,586円
  • 10:12ロサンゼルス→DL867→18:23オーランド 32,774円
  • 9:10オーランド→UA2399→10:43ヒューストン
  • 11:35ヒューストン→NH113→15:25(翌日)羽田 163,170円

 

成田からロサンゼルスまでのジップエアでは、Valueのオプション(事前座席指定・機内食・預け入れ手荷物30kgまで)を購入しましたが、それでも片道一人15万円ほどでした。

 

 

ロサンゼルスからオーランドまでは、デルタ航空。一番安いベーシックエコノミーでしたので、座席はチェックイン後に自動的に割り当てられる仕組みになっていました。もちろん、預け入れ手荷物も別料金でした(約5,000円)。

 

帰りはオーランドからユナイテッド航空でヒューストンまで、ヒューストンから全日空で帰国する便にしました。こちらは全日空の公式サイトで予約したので、事前座席指定・機内食・預け入れ手荷物はすべて含まれていました。

 

ホテル

カリフォルニアのディズニーランド・リゾートには、3つのディズニー直営ホテルがあります。また、周辺にはディズニー公認の「グッドネイバーホテル」が複数あります。

 

ただ、どのホテルも調べていくと、かなりの高額に…。特に8月9日~11日に、ディズニー最大のイベント「D23」(旧D23 Expo)が開催される予定だったために、通常よりも宿泊代金が高騰しているようでした。

 

そこで、パークから少し離れたモーテルを中心に探して、比較的お得だった「モーテル6 アナハイム・メインゲート」に宿泊することにしました。

 

www.motel6.com

 

ここはパークから歩いて15分ほどの距離。モーテルのため、ホテルと比べてサービスは見劣りしますが、5泊で75,558円という、かなりリーズナブルな設定でした。その代わり、直営ホテル宿泊者向けの30分前入園は利用できません。

 

モーテル6 アナハイム・メインゲート

 

フロリダのディズニーワールドには、30以上の直営ホテルに加えて、オフィシャルホテルも多数立地しています。今回は以下のホテルを予約しました。

 

  • サラトガ・スプリングス・リゾート&スパ
  • グランド・フロリディアン・リゾート&スパ
  • リビエラ・リゾート
  • ベイ・レイク・タワー(コンテンポラリー・リゾート)

 

現金で泊まった場合は、合計8泊で約160万円になる計算です。ただし、今回は私が加入している「ディズニー・バケーション・クラブ」のポイントを使って予約しました。全部で328ポイントとなり、私が一年間で受け取れるポイントの3年分を使い切る形になりました。

 

 

クルーズライン

今回の旅行の計画で、一番悩んだのがクルーズラインでした。

 

 

クルーズラインは出発地によって、たくさんの航路があります。最も有名なのが、バハマ諸島クルーズ。ディズニーのプライベートアイランドである「キャスタウェイ・ケイ」などを巡るコースです。バハマ以外にも、カリブ海、アラスカ、さらには地中海や北ヨーロッパ、パナマ運河など、とにかく選択肢がたくさんあるのです。

 

今回はフロリダのディズニーワールドと一緒に回るため、カナベラル港から出発するバハマ諸島クルーズにしました。バハマコースは3泊からプランがあるのですが、調べていくと「3泊は慌ただしい」「時間が短くて楽しめなかった」という声も多くあるようでした。そこで今回は、出発日などを考慮して、4泊5日のコースにしました。

 

次に客室を決めていきます。

 

今回乗船するのは、ディズニー・ウィッシュ号。2022年に就航した新しい客船です。この船にはたくさんの客室がありますが、今回は費用を抑えるために、窓なしの内側客室(Standard Inside Stateroom)にしました。階数は、レストランやプールにも近い10階に。前方(forward)、中央(Midship)、後方(aft)のうち、中央の客室を選びました。

 

 

今回は空きが少なかったのですが、クルーズラインについてはとにかく選択肢が多くて、初めてだとかなり悩んでしまうと思います。レストランやプールがある階、エレベーターとの距離、揺れの少なさ(中央の高層フロアほど、より揺れにくい)などを考えながら、選んでいくと良いかもしれません。

 

なお、クルーズ保険や往復の送迎は、少し高額だったため予約しませんでした。「キャンセル時の補償が心配」「ディズニーワールドは初めて」という方は、こちらは予約しておいた方が良いかもしれません。送迎については、時間のロスがもったいないと思い、ライドシェアを利用することにしました。

 

クルーズラインの場合、予約時に全額を支払っても良いですし、予約金を払って、約2週間後までに残金を支払うこともできます。今回は総額で、一人304,256円でした。この代金には、客室の宿泊代金、滞在日数分の食事代金、船内のプール利用代金、ショー鑑賞代金などが含まれています。

 

指定レストラン以外での食事や、バー、ラウンジ、スパ、アクティビティなどは、別料金となります。また、クルーに支払うチップについては、下船時に精算となります。このあたりについては、別の記事で詳しく書きたいと思います。

 

パークチケット

カリフォルニア、フロリダともに、公式サイトでパークチケットを購入することができます。ただ、今回は代理店で販売されている、割引チケットを購入することにしました。

 

最近ではKLOOK (クルック)やKKday(ケーケーデイ)などの代理店サイトが有名ですが、今回は昔からお世話になっているミッキーネットで購入しました。

 

  • カリフォルニア 4日間 パークホップ付き 93,345円
  • フロリダ 6日間 パークホップ付き 106,685円

 

パークホッパーのオプションを付けない場合は、少し安く買えるのですが、やはり自由度が低くなってしまうので…。なお、フロリダでは、事前のパーク入園予約は不要になっています。しかし、カリフォルニアでは、事前の入園予約がないと、チケットを持っていても入れません。午前11時以降であれば、予約なしで隣のパークへ行くことができます。

 

 

コロナ禍以降に導入された「ジーニープラス」は、名称を「ライトニングレーン・マルチパス」に変更しています。これは、一度購入すると、複数の施設を短い待ち時間で利用できる…というもの。簡単に言うと、有料のファストパスといった感じですね。

 

カリフォルニアの場合、LLマルチパスはチケット購入時、または入園当日に購入します(園内の無料Wi-Fi経由のみ)。利用する施設をその都度予約できますが、時間帯の指定はできません。今回は現地に行ってから、購入するか決めることにしました。価格は利用日やパークによって異なります。

 

ちなみに、LLマルチパスの対象外で、人気施設は「ライトニングレーン・シングルパス」を購入して、乗ることができます。こちらは、入園後に公式アプリで購入する仕組みです。東京ディズニーリゾートの「プレミアアクセス」に似ていますね。

 

なお、LLマルチパスを購入した場合、自動的にフォトパスのサービスが付いてきます。カメラキャストに撮ってもらった写真をダウンロードすることができますので、お得ですね。

 

フロリダの場合、「ライトニングレーン・マルチパス」「シングルパス」の名称は同じです。しかし、サービス内容はカリフォルニアと違います。

 

LLマルチパスもシングルパスも、ディズニー直営ホテルの宿泊者であれば、7日前から購入することができます。直営ホテル宿泊者であれば、7日前からLLマルチパスで、対象施設の予約が可能に。しかも、時間帯を指定することもできます。ただし、注意が必要なのは、事前購入は「アメリカ・カナダ国内からのみ可能」という点です。出発前に、日本国内で購入・予約はできません。

 

こちらも、私は事前購入せず、現地での予定を考えながら決めることにしました。

 

レストラン

今回はこれまで利用したことがなかった、キャラクターダイニングを中心に回ることにしました。以下は今回の旅で予約したレストランです。

 

カリフォルニア

  • リバーベル・テラス(ファンタズミック・ダイニングパッケージ利用)
  • ストーリーテラー・カフェ
  • トゥモローランド・スカイライン・テラス

 

フロリダ

  • ビー・アワ・ゲスト・レストラン
  • タスカーハウス・レストラン
  • トッポリーノ・テラス
  • ケープメイ・カフェ
  • ハリウッド&バイン(ファンタズミック・ダイニングパッケージ利用)
  • オーガのカンティーナ
  • ラヴェロ

 

ディズニーワールド内には、「ゴールデン・オーク」という高級住宅地があります。この住宅地の一角にあるのが、フォーシーズンズ・リゾード・オーランドです。ラヴェロは、このホテルの中にあるレストランです。

 

 

このレストランでは、特定の曜日の朝に「Good Morning Breakfast with Goofy and His Pals」という、キャラクターダイニングを開催しています。直営ホテルではないため、電話・メールで直接予約するか、「オープンテーブル」という予約サイトを経由する必要があります。

 

www.opentable.com

 

メールの場合は、クレジットカード情報を電話で伝える必要も…。電話・メールの場合は90日前から予約できますが、英語に自信がない私は、3週間前にオープンテーブルで予約しました。すべてオンラインで予約できますので、こちらもおすすめです。

 

特別営業チケット

ディズニーワールドのマジックキングダム・パークでは、ハロウィーンの時期に夜間特別営業「ミッキーのノット・ソー・スケアリー・ハロウィーン・パーティー」を行っています。

 

 

今年は8月9日から開催されていましたので、今回の旅行ではこの特別営業のチケットも予約しました。これまではハロウィーンの時期にフロリダを訪れることは難しかったのですが、開催期間が8月まで延長されたことで、やっと夢が実現したのです。

 

開催日によって価格は違いますが、今回は一人23,468円でした。イベントは19時~午前0時まで。ただし、パークには16時から入園可能になります。入園時にリストバンドを付けると、19時以降はそのリストバンドがないと施設を利用することはできなくなります。

 

ガイドツアー

今回の旅行では、ガイドツアーも予約することにしました。一つはディズニーの公式ファンクラブ「D23」の会員向けに開催している、ウォルト・ディズニー・スタジオの見学ツアー。もう一つは、カリフォルニアのディズニーランド内を走っている、ディズニーランド鉄道の特別客車「リリー・ベル号」の見学ツアーです。

 

tickets.d23.com

 

バーバンクにあるウォルト・ディズニー・スタジオは、ディズニーファンにとっては、まさに聖地とも言うべき存在です。今回のツアーでは、復元されたウォルト・ディズニーのオフィスも見学できることから、本当に楽しみでした。

 

 

こちらは2か月分がまとめて予約開始となります。私は友人に教えてもらって、2か月前に予約しました。一人16,946円になります。こちらの見学ツアーについては、また別の記事で詳しくご紹介する予定です。

 

「リリー・ベル号」は、賓客用の特別客車としてつくられたものです。昭和天皇と香淳皇后が訪米された際にも乗車されました。通常は乗車できないのですが、ガイドツアーを予約すると、このリリー・ベル号に乗ることができるのです。こちらは食事付きで、一人21,643円でした。

 

 

現地での移動手段

飛行機以外に、アメリカ国内での移動については、以下のものを予約しました。

 

Mickey's Space Ship Shuttle

  • ロサンゼルス空港からモーテルまで 4,500円

 

mickeysdisneylandexpress.com

 

ミアーズ・コネクト

  • オーランド空港からホテルまで 2,831円
  • ホテルからオーランド空港まで 2,574円

 

www.mearsconnect.com

 

以下の区間は、ライドシェアを利用することにしました。

 

  • モーテル⇔ディズニースタジオ
  • モーテル→ロサンゼルス空港
  • ホテル⇔ラヴェロ

 

www.uber.com

 

エスタ(ESTA)申請

アメリカへの入国には、パスポートのほかに、エスタ(ESTA)の申請が必要になります。前回の申請から2年以上がたち、期限が切れてしまいましたので、今回再申請をしました。

 

公式サイトもしくはアプリからの申請で、21ドル(3,382円)でした。検索サイトでは、高額な手数料を取る申請代行業者もありますので、注意が必要です。

 

esta.cbp.dhs.gov

 

海外SIM・レンタルWi-Fi

これまでの旅行では、ポケットWi-Fiをレンタルしたり、海外用のSIMカードを買ったりしていました。今回は手間を減らすために、以下の通信プランを使いました。

 

  • au povo アメリカ3GBトッピング・7日間 2,200円
  • NTTドコモ ahamo 20GB(通常プラン) 2,970円

 

ahamoは海外でも、通常プランの通信量の範囲でそのまま使うことができます。ただし、海外での利用期間は14日間のみ。これを超えると通信制限がかかってしまうのです。そこで、14日目以降は、povoのアメリカ3GBトッピングを使うことにしました。アメリカのディズニーパークでは、無料のWi-Fiがありますので、動画などを視聴しなければ、これぐらいで十分かと思います。ちなみに、ソフトバンクには「アメリカ放題」というサービスもあります。

 

ahamo.com

 

povo.jp

 

www.softbank.jp

 

やることリスト

半年前~3か月前
  • パスポート申請
  • 航空券 予約→決済
  • モーテル/ホテル 予約
  • パーク公式アプリ・クルーズライン公式アプリ ダウンロード

 

90日前
  • レストラン ラヴェロ予約
  • クルーズライン 残金支払い
  • クルーズライン 保険申し込み

 

75日前
  • クルーズライン アクティビティ予約

 

60日前
  • パークチケット 購入
  • カリフォルニア ガイドツアー予約
  • カリフォルニア/フロリダ レストラン予約
  • フロリダ ホテル オンラインチェックイン

 

30日前
  • エスタ申請
  • クルーズライン オンラインチェックイン
  • クルーズライン ロイヤル・ギャザリング予約
  • クルーズライン ラゲッジタグ 郵送で到着(目安)
  • カリフォルニア パークの入園予約
  • 海外旅行保険 加入

 

7日前
  • 入国審査用の書類準備(英語の日程リスト、所持品リスト)
  • 荷づくり
  • ドレスコードの確認*1

 

旅行中
  • 飛行機 オンラインチェックイン(搭乗24時間前から)
  • カリフォルニア LLマルチパス/シングルパス購入
  • フロリダ LLマルチパス/シングルパス予約
  • カリフォルニア/フロリダ バーチャルキュー取得
  • クルーズライン 健康チェック
  • カナベラル港の第8ターミナルでチェックイン(Port Arrival Form提出)

 

おわりに

こうやって振り返ってみると、準備しなきゃいけないことがたくさんでしたね。特に今回悩んだのが、クルーズラインでした。航路選びに始まり、日数や客室など、考えなくてはいけないことだらけで…。おかげで、次回以降はスムーズに予約できそうです。

 

 

今後、バーバンクにあるウォルト・ディズニー・スタジオの見学ツアーを含めて、少しずつ旅行記をまとめていきたいと思います。

 

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*1:今回はドレスコードが設定されているレストランは、予約しませんでした。クルーズラインでも、一部レストランはドレスコードが設定されています。