舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



2016年を振り返って思うこと

さて、2016年も残すところ、あとわずかとなりました。舞浜新聞では、多くの読者の皆さんに支えられて、今年もディズニーの世界をお伝えすることができました。本当にありがとうございました。

 

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©Disney

 

今回は年末特集ということで、2016年を1月から順番に振り返っていきたいと思います。

 

1月

毎年恒例の元日特集は、2014年と2015年に発表された東京ディズニーリゾートの開発計画について、いろいろと考察してみました。

 

 

結果的には、もとの発表よりも「縮小」とも受け取れる内容に変更されてしまいましたが、2020年の東京五輪や、2023年のランド40周年を考えると、オリエンタルランドにはもっと頑張ってもらいたいなあ…と感じています。

 

大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、米コムキャストの傘下に入り、潤沢な資金力と、大阪への集中的な投資で、今後も成長を続けていくと思われます。東証一部への上場も間近だと言われていますので、上場で手に入れた資金を、どう使って行くのかは気になりますね。個人的には、ダイアゴン横丁をつくってほしいのですが…。

 

米フロリダのユニバーサルにある「ダイアゴン横丁」については、こちらの記事をどうぞ。

 

年明けには、前年のクリスマスに訪れたアナハイムについて、旅行記をまとめました。

 

 

クリスマスにアメリカのパークを訪れるのは初めてでしたので、とても貴重な体験をすることができました。個人的には、ABCで毎年放送されている、ディズニーのクリスマス特番をリアルタイムで見られたことが、印象に残っています。

 

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©Disney

 

1月9日~11日まで、10周年イベントが開催中の香港ディズニーランドを訪れました。香港はこじんまりとしたパークですので、ゆったり周ることができました。何といっても「ワンダラスブック」は感動しましたね。舞浜にも、ぜひ負けないショーをやってもらいたいものです。

 

 

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10周年イベントに合わせて始まった「ミッキー・アンド・ザ・ワンダラス・ブック」最新技術もふんだんに使っており、かなり完成度が高い。©Disney

 

1月の終わりには、東京ディズニーリゾートの年越しについて、少し考えてみました。もう、かつてのようなカウントダウン限定のパレードやショーは帰ってこないのかなあ…というのが、個人的な意見です。

 

 

2月

1月12日から運行が始まった「ダッフィー&フレンズ・ライナー」に乗りに行ってきました。

 

 

最近のディズニーリゾートラインは、期間限定デザインのフリー乗車券や、ラッピング車両、駅ごとのデコレーションなど、乗客増に向けて積極的な取り組みを行っています。舞浜駅から徒歩でシーを訪れるゲストも増えていますし、ディズニーアンバサダーホテルの無料連絡バスを悪用するゲストもいますので、これからも「乗ってみたい!」と思えるような取り組みを期待したいですね。

 

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2月8日には、3年連続のパークチケット値上げが発表されました。

 

 

海外のパークは直前に発表されることが多いのですが、まさか東京でも2か月を切った段階で発表されるとは思ってもみませんでした。今後はライバルであるUSJの動向を見極めながら、適正価格を探っていくのでしょう。

 

2月19日、長年ゲストに愛されてきた「ディズニーギャラリー」が閉鎖されることが発表されました。

 

 

記事でも書いたのですが、やはり「ビビディ・バビディ・ブティック」への置き換えには、少し違和感を覚えますね。経営面から見ると、「女の子向け要素の充実」「大規模開発に向けたキャッシュフローの獲得」は納得できるのですが、ぜひディズニーギャラリーに代わる展示施設の建設を、強く望みたいですね。

 

3月

3月9日には、東京ディズニーリゾートのパーク内レストランの一部が、プライオリティ・シーティング(事前予約)のみの受け付けに変更されることが発表されました。

 

 

事前予約のみに絞れば、ゲストの待ち時間もコントロールしやすくなりますし、食材の無駄や人件費も削減することができます。

 

ただ、現在の状況を見ていると、予約したのに来ないゲストや、機会損失を恐れて、多めに予約を受け付けた結果、予約したのに待ち時間が長くなった…という問題も起きています。来年以降の運用の工夫や改善を期待したいですね。

 

3月11日には、年間パスポートの新しいデザインが発表されました。

 

 

新デザインが「2017年3月17日まで」となっていることについて、ファンからはいろいろと考察する声が上がりました。オリエンタルランドが、年パス保有者の拡大につながる、平日限定パスなどの導入を行うかどうか、気になりますね。

 

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3月23日には、おかげさまで創刊3周年を迎えることができました。記念特集では、東京ディズニーシーの15年間を振り返りました。

 

 

東京ディズニーシーは世界で唯一、海をテーマにしたディズニーパークです。このパークが東京にあるのは、ディズニーファンとしても非常に誇らしいです。これからも独自性を発揮していってもらいたいですね。

 

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4月

4月15日からは、東京ディズニーシー15周年イベントが始まりました。舞浜新聞では、イベント目玉のハーバーショーである「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」について、少し考えてみました。

 

 

ハーバーショーとしては完成度が高いと思うのですが、少し説明が多いのかなあ…という気はしますね。問題は15周年イベントが終わった後。「レジェンド・オブ・ミシカ」の流れを受け継ぐ、新しいレギュラーハーバーショーの導入が待たれますね。

 

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©Disney

 

4月23日には、北米でも大ヒットした『ズートピア』が日本でも公開されました。

 

 

字幕版・日本語吹き替え版どちらも見たのですが、子どもも楽しめる作品であり、大人にとっても非常に深いメッセージを感じる作品でした。ディズニーには、ぜひ続編映画やテレビシリーズの制作を期待したいですね。

 

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上海ディズニーランドの昼のパレードにも登場するジュディとニック。2017年の東京のイースターイベントでも登場することが発表されている。©Disney

 

4月27日には、ずっと発表が先延ばしにされていた、東京ディズニーリゾートの開発計画の詳細が発表されました。

 

 

これまで発表された内容から「縮小」とも受け取れる内容になってしまいましたが、東京オリンピックに向けて、舞浜も大きく変わろうとしています。今後のさらなるパーク開発が楽しみですね。

 

5月

5月8日にはイベントを主催された プーや (@poohya)  さんから声をかけていただき、ディズニーのファンメイドイベント「colos EXPO」に参加しました。

 

 

普段はウェブ空間の中で、文字でしかやり取りしていない方たちと、実際にお会いできたのは非常に貴重な体験になりました。私の長年の憧れの方と、直接お会いできたのも嬉しかったですね。

 

6月

6月16日には「上海ディズニーランド」が開園しました。

 

 

本当は6月17日~19日に上海を訪れる予定だったのですが、体調を崩してしまったため、渡航は8月へ延期することにしました。

 

6月29日には、毎年恒例のオリエンタルランド定時株主総会が行われました。

 

 

今回の質疑応答でも、株主から厳しい質問が飛びました。個人的には、銀行からの借り入れではなく、ゲストの財布(キャッシュフロー)に頼るパーク開発の是非について、もっと突っ込んだ質問があれば良かったなあ…と思いました。

 

7月

7月16日には、映画『ファインディング・ニモ』の続編となる『ファインディング・ドリー』が公開されました。

 

 

前作も良かったのですが、続編となる「ドリー」も、アニメーション映画ながら、深いメッセージが込められていると感じました。2017年には、東京ディズニーシーのアトラクションにドリーの要素が加えられる予定です。今後のパークでの展開も楽しみですね。

 

7月25日に発売された『ディズニーファン』9月号に、オリエンタルランドの上西京一郎社長(兼)COOのインタビューが掲載されました。

 

 

東京ディズニーリゾートの開発計画について、建築模型やコンセプトアートを交えながら紹介されていましたので、ファンの間では話題になりました。

 

8月

7月30日~8月1日の2泊3日で、上海ディズニーランドを訪れました。

 

 

訪れる前は「ゲストのマナーは大丈夫かな?」と、かなり心配していたのですが、杞憂に終わりました。日本のメディアでは無法地帯のように報道されていますが、実際に訪れてみると、上海ディズニーランドの良さが分かると思いますよ。

 

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8月10日~16日の5泊7日で、ハワイ・オアフ島にある「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」を訪れました。

 

 

アウラニへはずっと行ってみたかったので、やっと訪れることができました。多くの方が「アウラニ最高!」と語っているように、ディズニーパークとは、また違った魅力がたくさんありました。皆さんには、1泊や2泊だけでも、ぜひアウラニの魅力を感じていただきたいですね。

 

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9月

9月21日には、東京ディズニーリゾートの2017年度スケジュールが発表されました。

 

 

ランドは夏の「ドリームライツ」リニューアル、シーは夏の海賊イベント、閑散期のピクサーイベントが大きな目玉になると思われます。2017年は周年イベントの谷間にあたりますので、オリエンタルランドとしては集客に全力を挙げると思います。充実したショーやパレードを期待したいですね。

 

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香港とアナハイムで行われている「ペイント・ザ・ナイト」の美女と野獣フロート。ドリームライツのリニューアルでは、これに似たフロートが導入されるのでは?という見方もある。

 

9月22日には、ディズニー・オン・クラシックの公開ゲネプロを鑑賞しました。

 

 

今回はご縁があって、単独の「プレス」として取材をさせていただきました。日頃から支えてくださっている、読者の皆さんのおかげだと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

10月

10月からは、オープン券(日付指定のないチケット)が使えない「日付指定券限定入園日」が導入されました。

 

 

舞浜新聞が書いた記事は、今でも多くの方に読まれています。オープン券の使用を抑えて、混雑しやすい土日祝日の入園者数をコントロールしやすくなったと思うのですが、そのぶん「事前にチケットを買わないと入れないの?」という誤解や、「オープン券が使えなくて困った!」という批判の声が上がったのも事実です。

 

2017年の日付指定券限定入園日ですが、まだオリエンタルランドからは正式に発表されていません。今後の運用に注目していく必要がありそうです。

 

10月はディズニー・プリンセスのデザイン変更について、少し考えてみました。

 

 

今後、新しいプリンセスとして、エレナやモアナも人気を集めていくと思われます。時代に合わせて、プリンセスのデザインも変わっていくのでしょう。

 

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10月22日には、ウォルト・ディズニー・ジャパンで行われた、「マジカルガチャコーデ」のブロガーイベントに参加しました。

 

 

舞浜新聞も、幸運にも声をかけていただき、今回のイベントに参加させていただきました。今後もこういったブロガー向けのイベントが行われることを、ぜひ期待したいですね。

 

11月

11月には、クリスマス一色に染まる、香港ディズニーランドと上海ディズニーランドを弾丸日程で訪れました。 

 

 

東京とは違って、とてもゆったりとした時間が流れていました。「忙しくて海外旅行はムリ」「ホテルに泊まると、お金がかかる」という方には、ぜひ0泊3日の弾丸旅行をおすすめしたいですね。

 

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12月

12月の大きなニュースと言えば、USJへの任天堂エリア導入が、正式に発表されたことですね。 

 

 

USJとしては、任天堂エリアで、さらなる集客力アップを目指していくと思われます。パークの規模を考えると、年間1,500万人レベルがギリギリという気もしますが、拡張用地の活用や、既存エリアのテコ入れを行っていけば、混雑はそれほどひどくならないのかな?というのが、個人的な見方です。

 

オリエンタルランドには、東京オリンピックと、その後を見据えて、USJに負けない施策を進めていってもらいたいですね。

 

年末最後の記事は、東京ディズニーリゾート周辺のホテルについて、少し考えてみました。

 

 

私が気になっているのは、やはり舞浜地区の一等地にある、東京ベイNKホール跡地の活用ですね。現状を見ると、まだ地下に施設が残っていると思われます。オリエンタルランドがホテルをつくって、オフィシャルホテルに殴り込みをかけるのか、それとも立体駐車場をつくって、平面駐車場をパーク拡張用地として使うのか…。今後の動きに注目していく必要がありそうです。 

 

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旧東京ベイNKホールの場所。舞浜のオフィシャルホテル群の一角にある。

 

さいごに

さて、駆け足で今年一年間を振り返ってみました。

 

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今年を振り返ってみて、特に印象的だったのが、9月の「ディズニー・オン・クラシック」公開ゲネプロと、10月の「マジカルガチャコーデ」ブロガーイベントでした。

 

個人的な愚痴から始まったこのブログですが、日頃から愛読してくださっている、読者の皆さんの支えで、今ではイベントに呼んでいただけるまでになりました。数年前の自分からは、信じられない変化です。

 

2017年も、ディズニーの世界を皆さんにお伝えできるように、頑張っていきたいと思います。引き続き、舞浜新聞をよろしくお願い致します。

 

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おまけ

12月1日~12月25日まで、ディズニーのブロガーさんたちが集まって「ディズニー関連ブログ アドベントカレンダー2016」が行われました。

 

 

「アドベントカレンダー」とは、クリスマスまでの日数を数えるために使われるカレンダーのことです。欧米では、子どもたちがクリスマスを楽しみに待つために、広く使われています。日本でも最近、見かけるようになりましたね。

 

舞浜新聞でも、今回のアドベントカレンダーに合わせて、記事を書かせていただきました。

 

 

ミッキーやミニーの新しいお顔を見た私としては、実際に東京にやって来たとしても、それほど大きな反発は起きないのかな…と考えています。ただ、実際にやってみないことには、ゲストの反応は分かりません。2017年は、舞浜のミッキーにとっても変化の年になりそうですね。

 

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