正式発表はないものの、密かに噂されているオリエンタルランドの本社移転計画。以前の記事では、私の個人的な考えとして、その本社移転はディズニーパークの拡張用地を確保するためではないか、というのを書きました。
さて、私がなぜ拡張用地を確保するためと考えたのか、その理由について書いていこうと思います。理由がなければ、ただの妄想ですからね。
アメリカで進むファンタジーランドの再開発
アメリカ・フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド。言わずと知れた、世界最大のディズニーリゾートです。東京ディズニーランドは、その中にあるマジックキングダム・パークをほぼそのままの形で作られました。だから、マジックキングダムと東京ディズニーランドはシンボルが同じシンデレラ城なのです。
ウォルト・ディズニー・ワールドにあるマジックキングダム ©Disney
さて、そのマジックキングダム。2014年完成を目指して、ファンタジーランドの大規模な改修工事を行っています。完成すれば従来の2倍の広さになるとのこと。これは開園以来、最大規模の拡張工事になります。
新しいファンタジーランドのコンセプトアート ©Disney
本社移転でファンタジーランドの再開発?
ではここで、オリエンタルランドの本社周辺の地図を紹介します。
オレンジの線で囲んだのが管理施設があるエリア。赤色の線で囲んだのが、地図上はパークの一部となっているものの、アトラクションではなく管理施設となっているエリアです。こうして見ると、いかに管理エリアが広いかが分かると思います。
パークの運営に関係ない部署を移転させるということは、そのぶん土地が空くということ。しかし、現在の建物の配置から推測すると、 それはわずかであると考えられます。ですが、既存施設の建て替えや機能移転・整理をすれば、かなりの土地が確保できるはずです。
赤色の線で囲んだすぐ隣はランドの「ファンタジーランド」ファンタジーランドは開園以来あるエリアです。アトラクションの移転・新設はありましたが、大規模な改修工事は行われていません。
かなり中・長期的な課題になると思いますが、東京でもファンタジーランドの拡張は避けては通れないと思います。私は必ず行われると考えています。ディズニー・プリンセスの数も増え、日本でも新しいプリンセスの人気は高いです。そのプリンセスのアトラクションがない、というのはちょっと問題な気がします。
ちなみに、マジックキングダムでは東京のトゥーンタウンにあたる「ミッキーのトゥーンタウン・フェア」とファンタジーランドで一緒に工事が行われました。トゥーンタウン・フェアで最後のリニューアルがあったのが1996年10月1日。東京のトゥーンタウンの公開は1996年4月。ファンタジーランドとトゥーンタウンの大規模改修が東京で発表されても、まったく驚くことではないのです。