東京ディズニーリゾートでは、独自の商品券を発行しています。それが「ギフトカード」額面が1,000円と500円があり、券面にはそれぞれミッキーマウスとドナルドダックが描かれています。
©Disney
有効期限はなく、わが家でももったいなくて使えないギフトカードが何枚か眠っています。パーク内だけではなく、ディズニーホテルやボン・ヴォヤージュでの支払いでも使うことができます。
では本題へ。私はこのギフトカードの改革こそ、東京ディズニーリゾートの支払いを変える一つの方法であると考えています。
まずはアメリカの事例を紹介しましょう。アメリカにも同じような紙の商品券があります。それが「Disney dollar(ディズニードル)」アメリカのドル紙幣と同じように1$、5$、10$、50$の種類があり、ディズニーパークのゲストリレーションなどで販売されています。
50$は額面が大きいため、現在ではあまり流通していないようです。このディズニードル、パーク内や米国内のディズニーストアで使えるのですが、商品券というよりは収集用として購入する人が多いのです。
というのも、ディズニードルは購入するパークや時期によって、券面のデザインが大きく変わるのです。これはファンの収集心を刺激します。
実はアメリカにはディズニードルのほかに「Disney Gift Card(ディズニーギフトカード)」というカード型の商品券も導入されています。最近日本でも、このようなカード型の商品券を多く見かけるようになりましたね。
ディズニーギフトカードはパーク内やディズニーストアで売られています。もちろんこのカードも、様々なデザインがありウェブで買うこともできます。カードの裏面には磁気ストライプがあり、それを機械に読み取らせて使います。裏面の番号をウェブで入力すると、自分のカードの残額をすぐに調べられるようにもなっています。
それでは話を東京に戻します。現在、東京ディズニーリゾート内では日本円、ギフトカード、各種クレジットカード(JCBだけではありません)が使えます。私はここに改革の余地があると思うのです。
まずは現在のギフトカード。これは東京版のディズニードルに変えるべきだと思います。券面を100円、500円、1,000円とすればアメリカと同様、ファンの収集対象になりうると思います。100円券でも額面より発行コストのほうが安いでしょう。紙にディズニーのデザインを印刷するだけなのですから。
次に東京でもパーク内やディズニーストア、ディズニーホテルでも使うことができる、カード型のギフトカードを導入するべきだと思います。アメリカのように磁気ストライプであれば、すでにあるクレジットカード用の機械を、非接触型のICカードであればJCBのQUICPayのシステムを使えば十分導入は可能です。
最初の設備投資にお金はかかりますが、QUICPayのシステムを導入すれば各種電子マネーへの対応も可能になります。つまり、楽天EdyやSuica・PASMOなどの交通系、nanacoやWAONなどの流通系電子マネーも使えるようになります。東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーであるJCBなら、喜んで導入に協力すると思います。
こうなれば東京ディズニーリゾートの支払いが大きく変わると思います。ギフトカードも現状より、販売が促進されるのではないでしょうか。収集アイテムとしてのディズニードル、支払い手段としてのギフトカード。ギフトカードはチャージできるようにすれば、さらに便利になると思います。
ちなみに、日本のディズニーストアにもギフトカードはあります。ただし一般向けに販売されておらず、各種キャンペーンや販売促進として配られているようです。有効期限も設定されており、少し使いにくいというのが実感です。