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舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



知らなかった!海外のディズニーパークで活躍する日本企業

東京ディズニーリゾートでは、2017年1月現在、25社が「オフィシャルスポンサー」として名前を連ねています。

 

 

このオフィシャルスポンサーとは、パーク内にある施設の運営費などを負担する代わりに、東京ディズニーリゾートのロゴマークや、パーク風景を広告宣伝に使える、という制度です。

 

同様の制度は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや、キッザニア、サンリオピューロランドなどのテーマパークにもあります。テーマパークは通常、チケット収入だけで運営費を賄うのは難しくなっています。そのため、こういったスポンサー制度を導入して、安定的な収益を確保できるようにしているのです。

 

実は、東京ディズニーリゾートだけではなく、海外にあるディズニーパークでも、いくつかの日本企業がスポンサーを務めてます。今回は、そんな知られざる日本企業の活躍について、ご紹介したいと思います。

 

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©Disney

 

ホンダ

自動車メーカーとして有名な本田技研工業。ホンダはカリフォルニアのディズニーランドにある「オートピア」のスポンサーになっています。車にはもちろん、ホンダ製のエンジンが積まれています。

 

 

ホンダは2005年1月に、ディズニーと事業提携を結んでいます。オートピアのスポンサーになる前は、夜の花火プログラムのスポンサーを務めたり、パーク内にある「インベンションズ」で、自社製のロボット「ASIMO」を展示したりしたこともありました。

 

 

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カリフォルニアのディズニーランドにあるインフォメーションボード。ホンダのロゴマークが描かれている。©Disney

 

また、2006年7月には、香港ディズニーランドの運営法人と事業提携を結んで、「オートピア」を提供していたこともありました*1

 


なお、ホンダは東京ディズニーリゾートのスポンサーにはなっていません。以前、日産自動車がスポンサーに名前を連ねていましたが*2、2006年9月に契約を終了して以降、新たな自動車メーカーのスポンサーは入っていません。

 

ヤマハ

楽器メーカーのヤマハも、ホンダと同様に、カリフォルニアのディズニーランドで大きな役割を果たしています。スポンサーではないのですが、1990年からディズニーランドへ楽器を供給しており、2005年には「オフィシャルサプライヤー(供給メーカー)」の契約を結んでいます。

 

Yamaha Extends Alliance with Disneyland Resort, As Official Provider of Musical Instruments - Corporate - News & Events - Yamaha United States

 

ヤマハは、ディズニーが主催する音楽イベントのスポンサーなども務めています。ディズニーランドバンドが使っている楽器には「YAMAHA」と大きく書かれていますので、すぐに分かると思います。

 

 

また、ヤマハはディズニーランド・パリでも、事業提携を結んでいて、音楽イベントのスポンサーを務めています。

 

Every day is a celebration of music at Disneyland Paris | Disneyland Paris News

 

東京ディズニーリゾートでは、ヤマハはオフィシャルスポンサーに入っていません。ただ、日本でも、パークミュージックの楽譜がヤマハから出版されていますので、ある程度の結びつきはあると思われます。 

 

ニコン

一眼レフカメラで熾烈なシェア争いを繰り広げているのが、キヤノンとニコンです。どちらも日本が誇る、大手カメラメーカーです。実はニコンは、アメリカのディズニーパークで、2013年11月にオフィシャルカメラの契約を結んでいます。

 

 

アメリカのパークでは長年、フィルムメーカーのコダックがスポンサーを務めていました。しかし、デジタルカメラへの対応が遅れた結果、コダックは経営破たん。破たん直後もディズニーとの契約は続いていたのですが、ニコンにオフィシャルカメラの座を譲ることとなりました。

 

アメリカのパークでは、キャストさんが使っているカメラは、もちろんニコン製です。カメラセンターには、ニコンの文字が書かれており、パーク内にあるフォトスポットの看板にも、ニコンのロゴマークが描かれています。

 

 

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カリフォルニアのディズニーランドにあるカメラセンター。ニコンの文字が掲げられている。©Disney

 

また、ニコンはウォルト・ディズニー・ワールドで写真を撮るゲストのために、撮影ガイドを書いています。ディズニーパークは、家族の思い出に残る大切な場所ですので、こういったコンテンツは大切ですよね。

 

 

富士フイルム・富士ゼロックス

さて、アメリカのパークでは、オフィシャルカメラはニコンですが、東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーにニコンは入っていません。これはおそらく、フィルムメーカーの富士フイルムや、電機メーカーのパナソニックが入っているからだと思われます。

 

実はパリと香港のパークでは、富士フイルムがスポンサー契約を結んでいるのです。パリのフォトパスには、富士フイルムのロゴマークがちゃんと入っています。

 

 

香港ディズニーランドには、ダッフィーやシェリーメイ、ジェラトーニと会うことができる「Main Street Cinema: My Journeys with Duffy」というグリーティングスポットがあるのですが、こちらの施設も、富士フイルムがスポンサーを務めています。

 

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香港にある「Main Street Cinema: My Journeys with Duffy」©Disney

 

フィルムメーカーとして、富士フイルムは世界的に有名な企業です。しかし、早い段階でフィルム需要の減少を見込んで、医療用事業や化粧品事業など、経営を多角化した結果、現在でも安定的な収益を確保しています。フィルムにこだわって経営が行き詰まってしまった、コダックとは対照的ですね。

 

また、富士フイルムの子会社である富士ゼロックスも、香港ディズニーランドでスポンサーを務めています。

 

Hong Kong Disneyland "Iron Man Experience debuts at Hong Kong Disneyland on January 11"

 

場所は、アトラクション「アイアンマン・エクスペリエンス」に併設された、エクスポ・ショップ内にある「Become Iron Man at The Stark Expo」です。これは、モーション・センサーを使うことで、自分もアイアンマンになれる、というブースです。

 

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香港ディズニーランド「エクスポ・ショップ」奥に見えるのが、2017年1月にオープンした「アイアンマン・エクスペリエンス」©Disney

 

富士ゼロックスは、以前香港ディズニーランドのボランティア・プログラムに参加したことがありました。富士フイルムと合わせて、今後は香港での広告宣伝活動に力を入れていくでしょう。

 

パナソニック

先ほど、東京ディズニーリゾートでは、電機メーカーとしてパナソニックがオフィシャルスポンサーに入っている、と書きました。

 

パナソニックは、海外のパークではスポンサーには入っていません。ただ、ディズニーへ電子機器の供給などを行っており、2017年1月にはプロジェクターの技術に関する業務提携を結んでいます。ディズニーへパナソニックの最新技術を提供する代わりに、北米市場でブランド価値を高めていく狙いがあるのでしょう。

 

 

パナソニック(旧松下電器産業)とディズニーの関係は、1983年の東京ディズニーランド開園までさかのぼります。松下電器産業を一代で大企業へ育て上げたのが、経営の神様とも呼ばれている、松下幸之助でした。

 

彼は東京ディズニーランドの可能性を見抜き、アメリカのパークにあった「ホール・オブ・プレジデンツ(大統領の殿堂)」のように、日本の歴史を伝えるアトラクションとして、「ミート・ザ・ワールド」の建設に貢献しました。ミート・ザ・ワールドが、アトラクション券不要のアトラクションとしてオープンしたのも、幸之助の強い意向だったと言われています。

 

その後、東京ディズニーリゾートで使われている電化製品のほとんどは、パナソニック製になっています。照明で使われている電球や蛍光灯、LEDに始まり、温水洗浄便座、さらには建物屋上に取り付けられている太陽光パネルまで、すべてパナソニックのものなのです。

 

最近パーク内で導入が進む、温水洗浄便座。パナソニック製の特注品が使われている。 

 

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東京ディズニーリゾートのバックステージ施設屋上に設置されている、パナソニック製の太陽電池モジュール(パナソニックのソリューション | Panasonicより引用)

 

パナソニックは長年、オリンピックのTOPスポンサーも務めていますので、東京ディズニーリゾートだけではなく、今後アメリカのパークでも広告宣伝活動に力を入れていくでしょう。

 

 

三越伊勢丹

さて、最後はスポンサーではないのですが、大きな役割を果たしている日本企業をご紹介します。それは、百貨店大手の三越伊勢丹です。

 

フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド内にあるエプコット。ここには世界各国のパビリオンが立ち並んでいるのですが、その中には「日本館」もあります。この日本館には、日本の商品を扱うショップや、本格的な日本食を提供しているレストランがあり、その運営を担っているのが三越伊勢丹の現地法人、オーランド三越なのです。

 

 

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エプコットにある日本館 ©Disney

 

日本館では、多くの日本人キャストさんが働いています。ディズニーワールドへ行ったことがある方は、唯一日本語が通じる場所として、印象に残っているのではないでしょうか。

 

日本館は三越伊勢丹からの出向社員に加えて、オーランドで学んでいる日本人留学生、さらには1年間のプログラムで勤務している方もいます。「ディズニーパークで働く」というのは、なかなかできない体験だと思いますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

日本企業も海外パークで活躍中!

こうやって見ていくと、海外のパークでも、日本企業が活躍しているのが分かっていただけると思います。

 

今回ご紹介した企業以外にも、以下の日本企業を海外で見つけることができます。

  • キッコーマン:アメリカのパークに醤油を納入
  • JCB:アメリカのパークのオフィシャルカードはVISAだが、JCBも使える
  • TOTO:アメリカのパークの一部や、香港のディズニー直営ホテルなどに納入

 

パークを訪れたときには、企業のロゴマークにもぜひ注目してみてくださいね。

 

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©Disney

 

参考リンク

*1:香港の契約は、すでに終了しています。

*2:1992年10月~2006年9月まで、ランドの「スプラッシュ・マウンテン」、2001年9月~2006年9月まで、シーの「ビックシティ・ビークル」のスポンサーを務めていました。