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舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



舞浜新聞が映画『ズートピア』をおすすめしたい3つの理由

映画レポート

北米では3月4日に公開された、ディズニー映画『ズートピア』日本でも4月23日に公開され、映画館は多くの人で賑わっています。

 

 

舞浜新聞では、公開前からこの映画に注目して、いろいろと情報を集めていました。今回はまだ本編を見ていない方のために、『ズートピア』をおすすめしたい3つの理由をご紹介します。

 

この記事では、ストーリーの核心となるネタバレは一切含んでいません。ただし、ストーリー展開などに一部言及している箇所があります。

 

刑事ドラマ+ディズニー=?

本作の主人公は、ウサギのジュディ・ホップス。幼い頃からの「警察官になりたい」という夢を叶え、出身地を離れて、大都会である「ズートピア」へと配属されます。

 

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主人公のジュディ・ホップス。ウサギとしては初めての警察官になる。©Disney

 

警察学校を首席で卒業したジュディでしたが、配属早々、ボゴ署長から命じられたのは、駐車違反の取締係でした。彼女は自分が思い描いていた理想と現実とのギャップに悩みます。

 

そんなジュディがズートピアで出会うのが、キツネのニック・ワイルド。彼は夢や希望を失い、詐欺師として暮らしていました。

 

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キツネのニック・ワイルド ©Disney

 

性格がまったく違うジュディとニック。この2匹がちょっとしたきっかけで、ある事件の解決を目指して奔走する、というのが映画のストーリーの流れです。

 

映画やテレビでは、警察官を主人公にした作品が多く作られています。その中でも面白いのが「バディ物」というジャンルです。これは、タイプがまったく違う2人の警察官がコンビを組んで、悪戦苦闘しながらも事件の解決を目指す、というものです。

 

日本の場合だと、テレビ朝日系列の『相棒』なんかがこのジャンルですね。2人の人間ドラマも面白いですが、お互いが持っている良さを生かしながら、ストーリーが進んでいくところに「バディ物」の面白さがあると思います。

 

『ズートピア』でも、ジュディとニックがテコボココンビを組んで、事件の解決にあたります。

 

ディズニーは今回、従来からある刑事ドラマの型の中に、徹底的に作りこまれた世界観である「ズートピア」と個性豊かなキャラクターたちを詰め込みました。これで面白くないわけがありません。

 

ただの「ハッピーエンド」じゃない

ディズニー映画の場合、最後は主人公が幸せで終わる「ハッピーエンド」がほとんどです。近年のディズニー映画を振り返ってみても、その方程式は変わりません。

 

しかし『ズートピア』は単純なハッピーエンドではありません。むしろ主人公のジュディは夢を実現させ、警察官になったところから物語が始まっていきます。

 

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©Disney

 

もちろん手に汗握る展開、事件の解決、そしてハッピーエンドにはなるのですが、伏線が張り巡らされ、まさかの展開が待っているのです。特に本作の悪役は、ちょっと意外な動物だったりもします。

 

単純な起承転結やハッピーエンドではない『ズートピア』は、子どもだけではなく、大人が見ても十分楽しめる内容になっていると思います。

 

扱っているテーマが深い

従来のディズニー映画でしたら「信じれば(努力すれば)夢が叶う」というメッセージが色濃く反映されていました。特にプリンセス映画ではその傾向が顕著で、実写化された『シンデレラ』も、現代版にアレンジされながらも、その普遍的なメッセージは同じでした。

 

しかし、『ズートピア』の場合は、主人公のジュディやニックは、自分が置かれた境遇を理解しながら、なんとかそれに対応していこうとしています。

 

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©Disney

 

現実世界の私たちも同じように、すぐに自分を変えることはできません。結局は周りへの接し方や、自分が今置かれた場所で、どのように生きるのかを考えていかなければならないのです。それを考えると、ジュディやニックの生き方に、大いに共感できると思います。

 

また『ズートピア』では、多様性を認める動きとそうではない動き、差別・偏見といった、私たち人間社会の負の面もきちんと描かれています。もちろん、それを見て不快に感じることはありません。ただ、制作スタッフの強いメッセージ性は感じられます。

 

映画では、マスメディアの報道によって、差別や偏見が生み出されていく様子も描かれています。本当に難しい問題だとは思うのですが、『ズートピア』でもきちんとその問題を描いています。

 

絶対に見てほしい!

「ディズニーのアニメって子ども向けでしょ?」「動物が主人公なんて、今どきありふれてるよ」なんて思っている方がいるかもしれません。

 

しかし、『ズートピア』はディズニーが最新技術を使い、魅力的な世界観とキャラクターを設定し、現代の人間社会が抱える問題をきちんと描いている、素晴らしいアニメーションだと思います。

 

もちろん、そこまで堅苦しく考えなくても、ゲラゲラ笑ったり、感動的なシーンでしんみりしたりと、エンターテイメントとしても素晴らしい一本に仕上がっています。

 

私の場合、コンセプトアートや予告編が発表されていた頃から、公開が本当に待ち遠しかったです。特に北米公開のあと、現地の方によるネタバレにちょっとおびえていた時期もありました。

 

現地のファンが「良かったよ!」「素晴らしい映画だった」というコメントを寄せているのを見て、さらに期待値が高まっていました。実際に劇場へ足を運んでみると、そんな期待を裏切らない、痛快なアニメーションになっていたと思います。

 

『ズートピア』は1,800円を出しても、十分見る価値がある映画だと思っています。ぜひ、劇場でディズニーの魅力的な一本を楽しんでみてください。ちなみに、吹き替え版と字幕版で、セリフの訳され方が微妙に違いますよ。

 

ストーリーの核心や、本編の分析・考察を含んだレビュー記事は、近日中に公開する予定です。