舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



元日特集 「サンリオピューロランド」って、どんなところなの?

新年明けましておめでとうございます。昨年は多くの読者の皆さんに支えられて、様々な情報をお伝えすることができました。

 

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©Disney

 

2017年も舞浜新聞では、独自の視点と切り口で、読者の皆さんに様々な情報をお伝えしていきたいと考えています。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

実は昨年末に、生まれて初めて「サンリオピューロランド」へ行ってきました。そこで今年の元日特集は、ちょっと趣向を変えて、サンリオピューロランドについてご紹介したいと思います。

 

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©Sanrio

 

どうやって行けばいいの?

サンリオピューロランドは、東京都多摩市にあります。最寄りの駅は、京王相模原線と小田急多摩線、多摩モノレールが乗り入れる「多摩センター駅」です。

 

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改札口から目を引く「京王多摩センター駅」駅はサンリオのキャラクターづくしになっている。©Sanrio

 

都心から行く場合は、新宿駅から京王線の準特急(橋本方面行き)に乗れば、30分ほどで多摩センターまで行くことができます。なお、新宿からは、高尾山口や八王子へ行く電車も走っています。必ず乗り換えサイトやスマートフォンのアプリで、ルートや時間を調べておくことをおすすめします。

 

多摩センター駅の南口から外に出ると、イトーヨーカ堂や三越などがあるエリアになっています。途中の大きな十字路を左に曲がると、ピューロランドが見えてきます。

 

自動車の場合は、ピューロランド地下の駐車場、もしくは近隣にある駐車場を利用しましょう。ピューロランドの地下駐車場は、80台ほどしか止めることができません。ピューロランド地下は1日1,500円、それ以外の提携駐車場は、1時間240円となっています*1

 

羽田空港・成田空港からは、多摩センター駅行きのリムジンバスか、京王線の南大沢駅、聖蹟桜ヶ丘駅行きのバスを利用しましょう。羽田空港からは、京王バスの「サンリオピューロランド号」も走っていますよ。

 

 

 

チケットはいくらなの?

1日アトラクション乗り放題・ショー見放題の「パスポート」は、平日3,300円、休日3,800円となっています(大人料金)。休日パスポートは、平日・休日どちらも使うことができます。

 

 

なお、コンビニや旅行代理店、チケットぴあ、イープラスで事前に購入すると、100円引きになります。また、サンリオギフトショップ、サンリオギフトゲートで購入すると、当日チケット窓口で引き換える必要がありません。ウェブでも「オンラインパスポート」を購入することができ、こちらも通常価格より100円引きになっています。

 

期間限定で割引キャンペーンが行われることもあります。詳しい情報は、ピューロランドの公式サイトでご確認ください。

 

何があるの?

サンリオピューロランドは完全屋内型の施設になっています。暑さや寒さ、雨の心配をせずに楽しむことができます。

 

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©Sanrio

 

エントランスを入って、左にはインフォメーションカウンター、右にはエントランスショップがあります。正面にある階段を上ると、4階のレストランとショップへ行くことができます。

 

中央にある階段・エスカレーターを下りると、開けた場所に出ます。ここがパーク中央にある「ピューロビレッジ」です。ここから、各アトラクションへ行けるようになっています。

 

サンリオピューロランドには、以下のアトラクションがあります。

 

  • メルヘンシアター
  • エンターテイメントホール
  • フェアリーランドシアター
  • サンリオキャラクターボートライド
  • ディスカバリーシアター
  • マイメロードドライブ
  • ストロベリーホール
  • トゥインクリングツアー
  • レディキティハウス

 

アトラクションといっても、ライド型は「サンリオキャラクターボートライド」と「マイメロードドライブ」の2つのみです。メルヘンシアター、フェアリーランドシアター、ディスカバリーシアターでは、キャラクターが出演するショーが行われています。それ以外は、写真撮影ができるグリーティングや、歩いて楽しむウォークスルー型になっています。

 

レストランは5か所あります。4階の「館のレストラン」はブッフェ、反対側にある「レインボーワールドレストラン」は、フードコート型のレストランになっています。席数が多いので、混雑したときも安心ですね。

 

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2016年12月23日にオープンした「レインボーワールドレストラン」ローストビーフ丼、オムライス、パスタなどを楽しむことができる。©Sanrio

 

1階にある「スイートパーラー」と「キャラクターフードコート」では、サンリオのキャラクターをイメージしたメニューを味わうことができます。ついつい写真を撮りたくなっちゃいそうですね。

 

おすすめのショーはなに?

私がおすすめしたいのは、中央のピューロビレッジで行われる「ミラクルギフトパレード」と「ミラクリュージョン~Happiness~」、メルヘンシアターで行われる「不思議の国のハローキティ」の3つです。

 

ミラクルギフトパレードは、ピューロランド開園25周年を記念して始まりました。「パレード」と書いてありますが、フロートの移動はほとんどなく、基本的にショーと考えていいでしょう。

 

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ミラクルギフトパレード ©Sanrio

 

どの場所から見ても楽しめるのですが、おすすめしたいのは「大きなスクリーン下」エリアですね。ここはショーの中で、ハローキティとダニエルの見せ場を楽しむことができます。

 

遊園地のショーとは思えないほどの、ダンサーさんのアクロバティックな演技、かわいいコスチュームのキャラクターたち、そしてキャラクターが近い!詳しい内容はネタバレになってしまいますので、ここでは書きませんが、なかなか感動的なストーリーに仕上がっていますよ。ちなみに、私の横で見ていた女の子は、クライマックスのシーンでぽろぽろ泣いていました。

 

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©Sanrio

 

ショーの中で一番盛り上がるのが「KAWAII FESTIVAL」ミラクルハートライトで、私たちも参加することができる。©Sanrio

 

「ミラクリュージョン~Happiness~」は、パーク中央にある「知恵の木」にプロジェクション・マッピングが映し出されるショーです。このショーの魅力は、映像だけではなく、ハローキティとダニエルも出演するところです。ショーの最後には、2人の撮影タイムもありますよ。鑑賞エリアは、中央大階段と大きなスクリーン下の2か所です。

 

「不思議の国のハローキティ」は、宝塚歌劇団とサンリオという、異色のコラボで生まれたショーです。始まる前に手拍子や拍手のポイントが説明されますが、これは2部構成の後半、レビューの部分です。

 

不思議の国のハローキティ|ハローキティ プレ40周年記念ミュージカル

 

前半のミュージカルでは、思わずくすっと笑わされるポイントもあり、深いメッセージを感じるポイントもあるという、なかなか見ごたえのあるショーです。「子ども向け」とあなどってはいけませんよ。後半のレビューでは、宝塚歌劇団を感じさせる演出で、思わずビックリしてしまうかもしれません。個人的には、キティちゃんのお母さんの歌唱力に驚きましたが…。

 

ラインダンスや大階段の演出は、まさに宝塚歌劇団そのものだ。©Sanrio 

 

これ以外にも、期間限定のミニショーやグリーティング、イベントが行われています。サンリオの場合は、どんどん新キャラクターが生まれていますので、その人気度に合わせて、ピューロランドの内容も変わっていきます。

 

グッズはどこで売ってるの?

パーク内にはいくつかショップがあるのですが、4階エントランス近くにある「エントランスショップ」では、ほぼすべてのグッズがそろいます。ピューロランドオリジナルグッズだけではなく、サンリオのキャラクターグッズのほとんどは、ここで買うことができます。

 

ATMはエントランスショップ入り口の近くにあります。手持ちが少ないときでも安心ですね。

 

知っておくと便利な豆知識はある?

ピューロランドには「休館日」があります。スケジュールを組むときには、必ず事前に公式サイトで確認しましょう。開園時間は、休日は9:00~20:00、平日は短いときで10:00~17:00となっています。

 

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©Sanrio

 

エントランスを入ると、スタッフさんが「ガイド&マップ」を渡してくれます。これには、ピューロランドの地図が載っています。ショーのスケジュールや期間限定のグッズ、グリーティングの情報などは、1階へ下りる階段・エスカレーターの脇にある「Today' Fun」に書いてあります。忘れずにもらいましょう。

 

ピューロランドは完全屋内型施設ですので、冬の日は上着が邪魔になってしまいます。そんなときのために、1階へ下りる階段の裏側にコインロッカーがあります。コインロッカーは、大きさに合わせて200円~600円まで用意されています。

 

ピューロランドは階段や段差が多いため、1階・2階のアトラクションエリアでは、ベビーカーは使用禁止になっています。手持ちのベビーカーは、3階のインフォメーションで預けることができます。なお、平日(17時閉館日)は、全ての階でベビーカーは使えるようになっています(混雑状況によって変更あり)。

 

パーク中央のピューロビレッジで行われるパレードでは、鑑賞エリアごとに、事前待機場所が用意されています。東京ディズニーリゾートのように、パレードルートで待つことはできません。必ず、開始時刻の1時間前までに、待機列へ行きましょう。待機列の場所は、パークで配られているガイドや、公式サイトで確認することができます。

 

 

パレードを待っていると、参加型グッズ「ミラクルハートライト」をスタッフが売りに来てくれます。これはパレードやショーの音楽に合わせて、光の色が変化するというものです。1個1,500円です。

 

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パレードのキーアイテムとしても登場する「ミラクルハートライト」©Sanrio

 

ピューロランドには、待ち時間を節約できる「ピューロパス」があります。パレードと一部のショーは1枚1,000円、それ以外の対象アトラクションは1枚500円で販売しています。パレードの場合は、大きなスクリーン下エリアに、優先鑑賞エリアが用意されています。

 

 

おわりに

昔から遊園地は大好きで、東京ディズニーランドを始め、これまでにいろいろな場所を訪れてきました。しかし、サンリオピューロランドはなかなか行く機会がなく、まったくの未経験でした。

 

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©Sanrio

 

そんなとき、ちょうど多摩センターに行く用事があったのです。「せっかくだし、ピューロランドにでも寄ってみようかな」一緒に行く相手もいるということで、軽い気持ちで足を踏み入れました。

 

冬休みだったということもあって、平日にもかかわらず、家族連れやカップル、若い女の子のグループで賑わっていました。東京ディズニーリゾートとは客層が重なっているのかな?という印象を受けました。

 

中を見て回ると、サンリオの人気キャラクターたちで、一つの世界がつくられていました。昔によくお世話になったキャラクターから、最新のものまで。もちろん、トップには世界的な人気キャラクターに成長した、ハローキティが君臨しています。

 

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海外セレブにもファンが多い「ハローキティ」©Sanrio

 

ただ、ディズニーパークと同様に、キャラクターそれぞれに固定ファンがいて、愛されているのをすごく感じました。ショーも完成度が高く、決して子どもだましにはなっていなかったと思います。

 

ディズニーパークとピューロランドは、とても親和性が高いと思います。私もこれまで未経験で、ピューロランドについては何も言えなかったのですが、ディズニーパークが好きな方なら、ピューロランドもきっと好きになると思います。

 

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©Sanrio

 

ただ、一つ気になるのが、アクセスの悪さでしょうか。

 

京王線の場合は、多摩センターまで直通する電車に乗れないと、調布で一度乗り換えなくてはいけず、余計に時間がかかってしまいます。また、小田急で新宿から新百合ヶ丘を経由するルートもありますが、こちらも少し時間がかかります。東京駅から考えると、約1時間ほどかかるのは、気になりますね。

 

ただ、それでも、一度訪れてみる価値はあると思います。サンリオのキャラクターが好きな方はもちろん、なんとなく気になっていて、行ったことがない方は、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。

 

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©Sanrio

*1:ピューロランドのインフォメーションで、15時間券(1,500円)を買って、精算することもできます。