11月26日に0泊3日の弾丸日程で、上海ディズニーランドへ行ってきました。
現地からのTwitterによるレポートはこちらを。
上海ディズニーランドでは、パーク開園以来、初めてとなるクリスマスシーズンを迎えています。今回はクリスマス一色に染まる上海を訪れてみて、思ったことや感じたことをまとめていきたいと思います。
©Disney
旅の日程について
今回は以下の日程で上海ディズニーランドを訪れました。
- 11月25日(金)仕事を済ませて、羽田空港へ
- 11月26日(土)東京/羽田 2:10発→(MM1079)→上海/浦東 5:00着
- 11月27日(日)上海/浦東 1:25発→(MM1078)→東京/羽田 4:55着
羽田空港と上海・浦東空港を結んでいるLCCはいくつかあります。以前、上海を訪れたときは、中国のLCCである「春秋航空」を利用しました。
8月に訪問したときの旅行記は、こちらをどうぞ。
実は今年11月2日から、日本のLCCであるピーチ・アビエーションも、羽田・上海便を就航させたのです。フライトスケジュールを見てみると、金曜深夜発・日曜早朝帰国ができるようになっています。
ピーチの時刻表。羽田・上海便は月・水・金・土・日に就航している。
ピーチが上海便を就航させるという情報を聞いて、私はすぐに予約してしまったのでした。しかも、幸運にも上海ディズニーランドでは、11月26日からクリスマスシーズンに入りました。本当にいいタイミングでの訪問となりました。
上海に5時到着、空港から上海市街地を結ぶリニアの始発は、7時となっています。今回は9時開園でしたので、リニアの始発に乗って、上海地鉄を乗り継げば、8時頃にはパークの手荷物検査場前に着きました。
夜は20時閉園でしたので、20時から夜のキャッスルショー「イグナイト・ザ・ドリーム」を鑑賞してから、上海地鉄に乗れば、21時40分のリニアの終電には間に合います。
ただ、ちょっとギリギリの時間帯ですので、もしリニアに間に合わなければ、地鉄2号線に乗って、空港に行かなければいけません。
リニアを使うと、空港まで10分もかからない。地鉄2号線を使うと、1時間以上はかかってしまう。
上海のクリスマスは、グリーティング天国!
上海ディズニーランドは、パーク開園以来、初めてのクリスマスシーズンを迎えました。
©Disney
パークの中を見て回ると、東京ディズニーリゾートと同様に、大きなクリスマスツリーが飾られ、クリスマスのデコレーションが施されていました。東京や香港とはまた違った雰囲気で、クリスマスを楽しむことができます。
パークでは、クリスマス限定のパレードやショーはありません。その代わりに充実しているのは、クリスマス限定のコスチュームを着た、キャラクターたちとのグリーティングです。
ミッキーは「ミートミッキー」でグリーティングを行っているのですが、クリスマス期間中は「サンタミッキー」になっています。同様に、ミニーやドナルド、デイジー、グーフィー、プルート、それにダッフィーのグリーティングも行われています。
「ミートミッキー」で会えるサンタミッキー。ゲスト1組ずつ、丁寧にミッキーが撮影に応じてくれる。©Disney
ミートミッキーにはたくさんのゲストが集まっていましたが、それでも最大で30分程度の待ち時間でした。ミニーやドナルド、デイジーなどは、雨で気温が低かったこともあり、並ぶゲストはまばらでした。
カメラを向けると、様々なポーズをやってくれる。時間に余裕があればこそだろう。©Disney
香港もグリーティングが充実していますが、上海もキャラクターと触れ合いたい!という方には、ぜひおすすめしたいですね。
ちなみに、上海ディズニーランドホテルにある「ルミエールのキッチン」では、クリスマス限定のキャラクター・ダイニングも行われているようです。キャラクター好きの方は、こちらも要チェックですね。
ルミエールキッチン!
— ゆーく (@yuke_mickey) 2016年11月26日
リサーチしてなくて燕尾服撮る予定だったのにクリスマスコスが出てきて驚きました(///ω///)♪ pic.twitter.com/Y6x1bcDOk6
上海ディズニーランドの周り方
今回は午前中に雨が降っていたこともあり、朝から気温がかなり低く、寒さが厳しい一日でした。また、風も強かったため、パーク内を歩くゲストもまばらでした。
到着したときには、あいにくの雨模様。傘を差したゲストが、並んでいるのが分かる。©Disney
午前中は人気アトラクションである、ソアリンやカリブの海賊、トロンなどを押さえ、午後からはショーを見て回りました。幸いにも、15時ごろには雨も止んだため、昼のパレードや、夜の「イグナイト・ザ・ドリーム」もちゃんと見ることができました。
ゲストが少なかったということもあり、ファストパスを使わなくても、主要アトラクションは制覇することができました。混雑日にはなんとも言えないのですが、午前中はアトラクション、午後はショー・パレード・グリーティングという周り方で、上海ディズニーランドは十分楽しめると思います。
ピーチ航空、サービスはいいんだけど…
さて、今回の上海訪問では、往復ピーチ・アビエーションを利用しました。
初めてピーチを利用したのですが、地上係員さんや客室乗務員さんのサービスもよく、とても快適に過ごすことができました。羽田空港、浦東空港ともに、カウンターは出発の2時間以上前から開いており、それほど長い行列で待つこともありませんでした。
ただ、LCCらしく、シートの間隔が狭かったのが気になりました。大柄な男性などは、いくら3時間弱のフライトとはいえ、すこし窮屈に感じると思います。できれば、手荷物は頭上の手荷物入れに入れて、シートポケットや座席の下には、荷物を入れないほうがいいと思いました。
お客さんの様子を見ていると、日本人の方ばかりでした。就航して間もない路線ですので、当分は中国人よりも日本人の利用のほうが多いと思います。
日本人の方が多いですので、機内はずっと静かでした。機内ではなかなかゆっくり休めませんが、翌日のことを考えると、できるだけ寝る方がいいでしょう。
ピーチは日本のLCCですので、もしものときも安心だと思います。また、上海を訪れる機会があったら、ピーチの羽田・上海便を利用したいと思います。
旅の費用について
それでは、今回の上海訪問の交通費を見ていくことにしましょう。
- 行きの飛行機 9,650円(空港利用料含む)
- 帰りの飛行機 8,400円(空港利用料含む)
- 支払い手数料 880円(クレジットカード払い)
- 空港とパークの往復交通費 90元(約1,490円・リニアと上海地鉄を利用)
- 交通費合計 約20,420円
今回は、往復ピーチの「ハッピーピーチ」を利用しました。これは、変更やキャンセルに制約がある代わりに、安く抑えられている運賃のことです。
0泊3日の弾丸日程でしたので、預け入れ荷物分の手数料はかかっていません。ピーチは、すべての預け入れ手荷物に手数料がかかります。また、複数で利用した場合は、並び席確保のための「座席指定料」も別に必要になります*1。利用するときには、注意が必要でしょう。
ピーチの場合は、ほかのLCCと同様に、運賃が絶えず変動しています。キャンペーンによる割引運賃などもありますので、利用するときには、よく見比べてから決めるといいでしょう。
おわりに
1週間前の香港に引き続いて、上海ディズニーランドも弾丸日程での訪問となりました。
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幸運にも26日当日から、上海ではクリスマスシーズンを迎えました。サンタミッキーや、かわいいコスチュームを着たキャラクターたちを見ると、本当に幸せな気持ちでいっぱいになりました。
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東京ディズニーリゾートも、もちろん大好きなのですが、香港には香港の、上海には上海の良さがそれぞれあると思います。上海の魅力は、なんといってもパークの広さ、ここだけしかないアトラクションやショー、それにキャストさんのホスピタリティの高さだと思います。
中国のサービス業のイメージですと、基本的にぶっきらぼうで、なげやりです。しかし、パーク内のキャストさんは、気配りも上手で、私たちゲストへの気遣いも素晴らしいです。もちろん、東京と比べるとまだまだなところがありますが、サービスレベルはかなり高いと思います。
まだ、上海ディズニーランドを訪れたことがない方は、ぜひLCCを使って、訪れてみることをおすすめします。「百聞は一見に如かず」ですよ。
よもやま話
上海ディズニーランドのパーク内では、無料でWi-Fiを利用することができます。以前は中国国内の携帯電話だけだったのですが、今回調べてみると、日本の携帯電話でも利用することができました。
パーク内のWi-Fiに接続して、「Safari」などのブラウザを開くと、自動的に電話番号を入力する画面が出てきます。ここで、日本の国番号81と、一番最初の0を抜いた電話番号を入力すると、ショートメールが送られてきます。このメールに書かれている暗証番号を打ち込むと、インターネットが使えるようになります。
ただし、中国国内ですので、LINEやtwitter、facebook、googleなどのサービスは一切利用できません。
もし、中国国内でもSNSなどのサービスを利用する場合は、VPNサービスを利用するか、香港の通信網を経由するSIMカードなどが必要です。私は8月にもお世話になった、中国聯通香港のSIMカードを今回も使いました。

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上海ディズニーランドのコインロッカーは、東京とは違って、1日出し入れが自由になっています。大きいサイズは70元、小さいサイズは50元です。100元札は使えませんので、ご注意下さい。ロッカーにはキャストさんがいますので、分からなかったら聞くこともできますよ。
8月に上海を訪れたときには、日本製のお菓子が売られていました。今回、ショップを見て回ったのですが、すべて中国の現地工場でつくられたものだけになっていました。
日系企業では、江崎グリコ(格力高)、ユーハイム(尤海姆)、ブルボン(波路梦)、森永製菓(森永)、亀田製菓(亀田)などの商品が売られています。ちなみに、森永は上海ディズニーランド限定のハイチュウ(嗨啾)を出荷していますよ。
中国の空港では、出国審査の後に保安検査があります。今回、遅い時間帯に利用したのですが、保安検査場がかなりの混雑でした。帰りの便では、余裕を持って並ぶことをおすすめします。
今回も空港と上海市街地の往復に、リニア(Maglev/磁浮)を利用しました。当日使用した航空券を提示すると、50元から40元に割引してくれます。なお、交通カード(交通卡)でも、40元で乗ることができます。ちなみに、往復チケット(7日間有効)は80元です。
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*1:「ハッピーピーチ」より少し割高な「ハッピーピーチプラス」は、預け入れ手荷物1個無料、座席指定も無料になっています。