舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



【colos EXPO 2016】舞浜新聞が考えていること

5月8日、ふくい南青山291にて、ディズニーのファンメイドイベント「colos EXPO 2016」が行われました。

 

colos EXPO 2016

 

実は今回、イベントを主催された プーや (@poohya)  さんから、「サイト運営者の立場から、ライトニング・トークをやってもらいたい」という話をいただき、お引き受けすることになったのです。

 

ライトニング・トークでは、「ディズニーサイトの魔法」というテーマで、ディズニーサイトを運営する管理者の皆さんが、サイトへの思いや展望を語りました。

 

舞浜新聞もいろいろとお話したのですが、とても5分間では収まり切りませんでした。今回は「舞浜新聞が考えていること」というテーマで、ライトニング・トークでは話しきれなかった内容を、書きたいと思います。

 

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©Disney

 

私がディズニーファンになったきっかけ

私がどうしてディズニー好きになったのか、その理由については自分でもよく分かっていません。

 

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©Disney

 

物心ついた頃には、家にミッキーマウスのぬいぐるみがあり、ディズニーの絵本があり、普段からディズニーの世界と接することが多かったと思います。子どもの頃、アンパンマンやハローキティが好きになるような感覚で、私もディズニーキャラクターに親しんでいました。

 

私の中でディズニーに対する見方が変わったのは、1994年に東京ディズニーランドを初めて訪れたときのことです。

 

当時東京ディズニーランドでは、開園10周年イベントが行われていました。このとき味わった感動や衝撃は、今でもよく覚えています。アトラクション、ショー、パレード、見るものすべてが感動で、素直に「また来たい!」と思ってしまうほどだったのです。

 

当時は地方に住んでいましたので、あまり頻繁には行くことはできませんでした。しかし、家族そろって東京ディズニーランドに行く、というのは我が家の恒例行事になったと思います。

 

私がどうして「天邪鬼」になったのか?

さて、純粋にディズニーの世界が好きであれば、その裏側を考えたり、分析したりするようなことはなかったと思います。私がディズニーの世界の「裏側」に目を向けるきっかけになったのが、一冊の本との出会いでした。

 

それは「東京ディズニーランド裏ワザBook」です。その頃の私はディズニーに関する本をいろいろと集めて、読んでいました。当時はまだインターネットや検索エンジン、ネット書店があまり身近ではありませんでしたので、調べる手段は書店や図書館の本・雑誌しかなかったのです。

 

 

てっきりガイドブックかと思って、書店で手に取った一冊。しかし、読み進めていくと、東京ディズニーランドの裏事情やキャストになるための方法など、通常のガイドブックでは書かれていない、ディープな情報が書かれていたのです。

 

この本との出会いをきっかけに、「どうして私はディズニーが好きなんだろう?」と、自分自身で考えるようになりました。また、多くの人を引きつける、ディズニーの世界の裏側を知りたいと思うようになり、関連する本を読み漁るようになりました。

 

もちろん、パークに行ったら「かわいい!」「面白い!」と感動しますし、ディズニー映画を見ても「ストーリーの発想がいい」なんて感じるのですが、どうしても天邪鬼な見方もしてしまうのです。

 

どうして「舞浜新聞」を始めたのか

そもそも、私がこのブログを始めるきっかけになったのが、2013年に行われた東京ディズニーリゾートの30周年イベントでした。

 

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©Disney

 

以前は地方から行っていたのですが、ご縁があって舞浜の近くに引っ越していました。引っ越してからは、年間パスポートを買って、足しげく通っていた時期もあったのです。

 

しかし、地方から通っていた時代、そして年間パスポートを買って通っていた頃から、どうも最近の舞浜が変わってきているな、という印象を感じていました。

 

単に私の感じ方が変わっているだけなのかな?とも思っていたのですが、ちょうどその頃から、オリエンタルランドの財務書類を分析するようになると、私の疑念は確信へと変わるのです。

 

オリエンタルランドが変わってきている、ぜひそのことを多くの方に知ってもらいたい。私が普段感じていることや、考えていることを、より多くの方に伝えたい。そんな思いから、はてなブログ「舞浜新聞」を立ち上げました。

 

はてなブログを選んだのは、もともと「はてなブックマーク」や「はてなダイアリー」を使っていたからです。サービスが始まったばかりで、シンプルな作りになっていたのも、はてなブログを選んだ理由でした。

 

今では月に15万以上、累計で230万以上のアクセスをいただいています。最初はただの個人的な愚痴からスタートしたブログが、ここまで多くの方に読んでいただけるようになるとは思ってもみませんでした。

 

舞浜新聞の編集方針

舞浜新聞では立ち上げから一貫して「いいものはいい」「ダメなものはダメ」という編集方針を貫いています。

 

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©Disney

 

例えば、パークのショーについて考えてみましょう。キャラクターやダンサーの出演者数が少なく、いかにも経費削減が感じられるプログラムになっていた場合、舞浜新聞では具体的な理由を挙げて批判をします。

 

もちろん、完成度が高く、何度見ても感動するプログラムであれば、称賛をします。もちろん、ディズニーだからと言って盲目的に称賛ばかり書くこともしません。

 

舞浜新聞の記事を読んだことがある方からすると、舞浜新聞はいつもディズニーやオリエンタルランドを批判してばかりいる、と感じている方が多いと思います。

 

もちろん、言うべきこと、書くべきことはしっかりと書きたいと考えています。大手メディアでは、どうしてもディズニー批判はタブー視されているからです。しかし、感動するもの、素敵なものであれば、重箱の隅をつつくようなことは絶対に書きません。それはプログラムをつくっている方に対して失礼だと思うからです。

 

舞浜新聞は、なんでもかんでも批判はしません。批判するときには、きちんと理由を挙げて、冷静に批判しようと心掛けています。それを読んで「偉そうに…」なんて思われるかもしれません。しかし、それでも思ったことは、きちんと言うべきだと考えています。

 

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©Disney

 

特に東京ディズニーリゾートについては、私が愛している場所だからこそ、それを壊すような動きには、断固として立ち向かいたいと思っています。

 

日本にディズニーパークが誘致されたのは、本当に奇跡のような出来事が重なった結果です。それは、舞浜新聞の過去の記事を読んでいただけた方であれば、よくご存じだと思います。

 

 

海外のパークに行くと「もっと英語が分かればいいのに!」と思うことが多々あります。日本に戻ってきて、東京ディズニーリゾートを訪れると、自分の母語でパークのアトラクションやショーを楽しめることが、いかに幸せなことなのかが、身にしみてわかります。

 

私はディズニーが嫌いではありません。好きで愛しているからこそ、きちんと自分の思いを皆さんに伝えたい。そう思っています。

 

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©Disney

 

また、ただのニュースサイトにはならないようにしています。

 

インターネットを見渡してみても、ディズニーのニュースを提供するサイトは数多くあります。中でも、私がよくお世話になっているdpostさんは、1998年頃からかれこれ20年近くも続けてこられています。

 

 

そんなネームバリューや歴史のあるニュースサイトに、舞浜新聞は絶対に勝てません。だからこそ、ただのニュースサイトではなく、独自の視点から見た分析や考察を提供したり、小説などを書いたりして、舞浜新聞しかできないことをやっているのです。

 

舞浜新聞の「ありたい姿」

さて、舞浜新聞はおかげさまで立ち上げから3年が経ち、4年目を迎えています。

 

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©Disney

 

編集方針については、先ほども書いた通りです。おそらく10年目を迎えるときでも、私のディズニーに対する見方や考え方は変わらないと思います。好きだからこそ、愛しているからこそ書ける記事を追求していきたい。それが舞浜新聞の「ありたい姿」です。

 

ディズニーやパークに関する記事であれば、日経の経済部や週刊東洋経済、週刊ダイヤモンドの記者さんたちに負けないような記事が書けたら…なんて、図々しいことを考えています。また証券会社のアナリストさんたちにも負けたくない、なんてことも思っています。

 

ディズニーブログ界で見れば、舞浜新聞はまだまだ「ひよっこ」です。これからも愛読してくださる読者の皆さんのために、精いっぱい頑張っていきますので、よろしくお願い致します。

 

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©Disney