オリエンタルランドは19日、今年の夏に東京ディズニーランド・東京ディズニーシーで行われるスペシャルイベントの詳細について発表しました。
東京ディズニーランド
昨年に引き続いて「和」をテーマにした「ディズニー夏祭り」を開催します。私がホッとしたのは、キャッスルショー「爽涼鼓舞(そうりょうこぶ)」が今年も行われるということ。昼の公演は4回で、1回目は抽選なし(ほか3回のイス席での鑑賞は抽選制)というのも、かなりゲストに配慮していると思われます。
昨年と違うのは「チームごとの応援ダンス」が加えられるところ。各公演は「クール・ザ・ヒート」とは違って、出演キャラクターがあらかじめ決められているので、お目当てのキャラの公演を狙って抽選するゲストも出てきそうです。
夜の公演は2回(どちらもイス席での鑑賞は抽選制)。昼公演の4組が決勝を争う設定になっています。爽涼鼓舞は近年のキャッスルショーの中でも、かなり完成度は高いと私は感じています。それが今年も行われるということで、なんとか「キャッスルショーがないアニバーサリーイベント」というのは避けられました。
ただ、よくマニアの間では「水まき」と揶揄されるように、夏のキャッスルショーは水による演出に頼り過ぎている、という指摘も否定できません。昨年よりも完成度の高いショーを期待したいところです。
東京ディズニーシー
シーは今年から夏イベントの内容を一新。「南国のフェスティバル」をテーマにした「ディズニー・サマーフェスティバル」を開催します。こちらはウォータープログラムとして「ミニーのトロピカルスプラッシュ」を行うとのこと。シーのウォータープログラムといえば、ハーバーを使って水をまき散らすイメージがありますが、今年もそんなにぎやかなものになるのでしょう。
ちなみに、タイトルはミニーの名前が入っていますが、プレスリリースには「ミッキーマウスたちのダイナミックな散水」という言葉が入っているように、男の子キャラたちも出演します。
ちょっと待った!
さて、ここまでならディズニーファンを読めば載っている情報です。私が気になったのはプレスリリースの中に「ディズニーキッズ・サマーアドベンチャー」の言葉が一つも出てこなかったこと。
©Disney
これは2003年から行われている小学生以下を対象としたプログラムです。プログラムの名前を知らなくても、「ナミナミナ」を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
プレスリリースに言及がないあたり、今年はディズニーキッズ・サマーアドベンチャーは行われない可能性が高いと思われます。近年はプログラムの縮小が続いていただけに、「やっぱりな」というのが私の本音です。こういうところにも、オリエンタルランドの経費削減の姿勢を感じてしまいます。
夏休みは子供連れの来園が多いはず。オリエンタルランドは新しいキッズ向けのプログラムを考えているのでしょうか。ショーやパレードの代わりに、パーク内を回るアクティビティだけ、というのであれば、ちょっと不満が残りますが…。