舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



いつ・どこへ行ったかが分かる!自分の「出入国記録」を調べてみよう

海外旅行へ出かけると、入国審査のカウンターで、パスポート(旅券)にスタンプを押してくれます。国によって形や大きさが違いますので、スタンプラリーを集めているみたいで、ちょっとワクワクしますよね。

 

しかし、パスポートの有効期限は、最大で10年間まで。一度パスポートが切れてしまうと、自分がこれまでに、いつ・どの国へ行ったのかが、分からなくなってしまいがちです。

 

実は、法務省へ申請すれば、自分のこれまでの出入国記録を調べて、送ってもらうことができるのです。今回はその出入国記録の申請方法をご紹介します。

 

用意するものはこれ!

出入国記録の申請には、以下のものが必要になります。

 

  • 開示請求書
  • 82円切手を貼った封筒(長形3号)
  • 92円切手を貼った封筒(長形3号)
  • 収入印紙 300円分
  • 運転免許証など身分証明書のコピー
  • 住民票(原本・コピー不可)

 

開示請求書は、法務省のホームページからダウンロードすることができます。

 

法務省:出入(帰)国記録に係る開示請求について

f:id:Genppy:20171009224335j:plain

 

パソコンからプリンターで印刷するか、スマートフォンのアプリを使って、コンビニの複合機で印刷しましょう。開示請求書の書き方は、このあと詳しく説明します。

 

 

収入印紙は、開示請求の手数料を払うためです。郵便局の郵便窓口(銀行窓口ではありません)や、一部のコンビニなどで買うことができます。

 

運転免許証や健康保険証など、本人であることが確認できる書類のコピーと、住民票の原本も必要です。住民票は発行から30日以内で、マイナンバー(個人番号)が書かれていないものにしてください*1

 

それでは、申請の方法を見ていきましょう。

 

書類は間違えないように!

まずは、開示請求書に必要事項を記入しましょう。

 

「開示を請求する保有個人情報」の欄に書かれている「日本人出帰国記録マスタファイル」が、自分の出入国記録という意味です。申請書では「2002年1月1日から請求日現在まで」の欄もありますが、自分が最初にパスポートを取得した日付から現在までを指定して、申請することもできます。

 

ただし、法務省に残っているのは、1973年4月1日以降の記録です。また、1990年よりも前の記録は、申請しても調べるのにかなりの時間がかかってしまいますので、十分注意しましょう。

 

出入国記録は、東京・霞が関の法務省で、直接受け取ることができます。しかし、そこまで行くのは面倒ですし、申請から開示まで時間がかかりますので、できれば「求める開示の実施方法等」の欄には「イ 写しの送付を希望する」に丸をつけましょう。

 

手数料の欄には、はがれないように、収入印紙をしっかり貼り付けましょう。

 

「別紙」には、旅券上の氏名(アルファベット・ヘボン式表記)と性別、もし結婚・離婚などによって氏名を変更したことがある場合は、変更前の氏名を記入しましょう。変更があった場合は、変更の経緯が分かる書類(戸籍抄本など)を添付する必要があります。

 

開示請求書を送る封筒には、82円切手を貼って、以下の宛先を書きましょう。

 

〒100-8977 東京都千代田区霞が関1-1-1

法務省 大臣官房秘書課 個人情報保護係

 

返信用封筒には、92円切手と、自分の氏名・住所を書きましょう。もし、速達や書留で送ってほしい場合は、その分の切手を貼りましょう。

 

封筒の中に、開示請求書、身分証明書のコピー、住民票の原本、返信用封筒を入れたら、しっかりと封をして、ポストに投函すれば完了です。

 

どんな書類が送られてくるの?

開示する期間によって変わってきますが、おおよそ2週間~1か月程度で出入国記録が送られてきます。日付と場所が一覧表になっていますので、とても分かりやすいですね。

 

f:id:Genppy:20171009222900j:plain

f:id:Genppy:20171009223050j:plain

 

300円と切手代だけで、簡単に申請することができますので、ライフログにおすすめですよ。

 

もし分からないことがあった場合は、

法務省 入国管理局出入国管理情報官付 出入国情報開示係

03-3450-6311

午前9時30分から午後6時15分まで(土日祝祭日を除く)

までお問い合わせ下さい。

*1:法務省のホームページには「住民票の写し」と書かれていますが、これは「コピー」という意味ではありません。