舞浜新聞

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【初めてのアウラニ】チップの渡し方&金額ガイド

アメリカでは、何かサービスをしてもらったときに、スタッフに心付けとして「チップ」を渡す習慣があります。日本ではあまりなじみのない習慣ですので、アメリカに行くと、少し戸惑ってしまうかもしれません。

 

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©Disney

 

今回はちょっと分かりにくい「チップ」について、ハワイ・アウラニに絞って、説明したいと思います。

 

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©Disney

 

公式サイトにはこう書かれているけど…

アウラニの公式ウェブサイトには、以下のように書かれています。

 

アウラニのレストランおよびバーでは、すべてのフードおよびドリンクの料金に18%のチップが自動的に追加されます。

 

また、プライベート・ダイニング体験や、ラニヴァイでのスパおよびサロン・トリートメントには、サービス料金として20%が追加されます。

 

このほかに、優れたサービスに対してチップをお支払いいただいてもかまいません。

 

また、下記にチップの目安についてご案内いたしますが、お渡しになる金額についてはお客様の判断にお任せいたします。

  • お荷物の取扱い:ご到着時とご出発時におひとり様につき5ドル(スーツケース1個およびキャリーオンバッグ1個)
  • バレー・パーキング:車の受け取り1回につき5ドル
  • ハウスキーピング:2人部屋1泊につき3ドル

 

「18%のチップが自動的に追加」と書かれているので、「チップは別に払わなくてもいいのかな?」と勘違いしてしまう方は多いかもしれません。実はこれ、伝票に「チップの目安が表示されるよ」という意味で書かれており、代金にチップは含まれていないのです。

 

それでは、場面別に、チップの渡し方と金額の目安を見ていくことにしましょう。

 

タクシー・レンタカー

旅行代理店のパッケージツアーを申し込んだ場合、アウラニへは代理店が用意したバスやタクシーを使うと思います。このときは、チップを渡す必要はありません。ただ、荷物を運んでくれたときに、サービスが良かったら、1個につき1ドル程度を渡してもいいかもしれません。

 

個人手配の場合は、タクシーもしくはレンタカーで向かうと思います。

 

タクシーの場合は、料金の15%程度+荷物1個につき1ドルが目安です。チップが含まれた金額を渡して、「Tip included.(チップ込みです)」「Please keep the change.(お釣りはいりません)」と伝えれば大丈夫です。クレジットカードで支払うときは、端末にチップの金額が表示されますので、それを選ぶ仕組みになっています*1

 

レンタカーの場合は、駐車場からの車の受け取りで、1回につき3~5ドルを渡しましょう。

 

ベルボーイ

アウラニでは、ゲストが直接、部屋まで荷物を運ぶ場合と、ベルデスクに荷物を預けて、それをベルボーイに部屋まで持ってきてもらう場合に分かれます。

 

ベルボーイに持ってきてもらった場合は、荷物1個につき1ドルを渡しましょう。もちろん、荷物が大量にある場合は、上乗せしたほうがいいかもしれません。

 

なお、旅行代理店によっては、ベルボーイのチップが旅行代金に含まれていることもあります。必ず確認しておきましょう。

 

レストラン

アウラニでは、「ウル・カフェ」など、ゲストがその場で注文して、持っていくようなレストランでは、チップは必要ありません。席に座って、サービスを受けるタイプのレストランでは、必ずチップが必要になります。もちろん、ブッフェ形式の「マカヒキ」でも同様です。

 

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レストランの場合は、テーブルでの会計となります。スタッフに「Check please.」「Bill please.」と伝えると、伝票を持ってきてくれます。アウラニの場合、伝票にはあらかじめ「Suggested Tip(チップの目安)」として、食事代金の18%と20%の金額が印刷されています。

 

普通の街中にあるレストランの場合は、15%程度でもよいのですが、アウラニの場合は高級リゾートですので、最低でも18%を支払うのが礼儀だと思います。もちろん、いいサービスをしてくれたのであれば、20%を支払いましょう。

 

現金の場合は、最初に持ってきた伝票の「Tip」の欄に、Suggested Tipを目安にして、チップの金額を書き入れましょう。「Total」の欄には、「AMOUNT DUE」とチップの金額を合わせた金額を書き入れましょう。書き終わったら、伝票に現金を挟んで、スタッフに渡せば大丈夫です。

 

現金の場合は、先に支払った後で、お釣りをチップとして渡すこともできます。

 

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©Disney

 

部屋付けやクレジットカードで支払う場合は、伝票にルームキーもしくはカードを挟んでおくと、スタッフが持って行ってくれます。もう一度持ってきたときに、「STORE COPY」「GUEST COPY」と2枚のレシートが挟まっています。

 

「STORE COPY」の「Tip」の欄には、Suggested Tipを目安にして、チップの金額を書き入れましょう。「Total」の欄には、「AMOUNT DUE」とチップの金額を合わせた金額を書き入れましょう。カードと「GUEST COPY」は、忘れないように財布にしまいます。

 

なお、部屋付けやクレジットカードの場合、チップの欄を線で消して、現金を直接スタッフに渡すこともできます。私の場合は「この人にお世話になった!」というときには、直接渡すようにしています。

 

付加価値税とは違う!

よく間違えやすいのは、「Tax」をチップだと勘違いしてしまうケースです。これはハワイ州の付加価値税で、日本の消費税と同じ税金です。レストランやショップで必ず払わなくてはいけないもので、チップではありません。

 

ただし、アメリカの場合、あらかじめチップが含まれた伝票を持ってくることもあります。伝票をよく見て「Gratuity」や「TIP INCLUDED」という金額が書かれていれば、チップを支払う必要はありません。

 

ベッドチップ

部屋の清掃やベッドメーキングをしてくれるスタッフにも、チップを渡しましょう。外出するときに、枕元に1つのベッドあたり、1ドルを目安に置きましょう。よく「枕の下に置きましょう」と書かれているガイドブックがありますが、なくしてしまう恐れもありますので、避けた方がいいでしょう。

 

ベッドチップは、1泊や連泊に関わらず、1日ごとに置くのがマナーです。部屋の掃除をするスタッフが、毎日同じとは限りませんからね。

 

もちろん、余った小銭を置くのもマナー違反です。1ドル札で置いておくのが無難です。

 

慣れれば簡単!

「チップ」と聞くと、面倒だと感じる人が多いかもしれません。しかし、アメリカでは「いいサービスを受けたら、その分のお金を払う」という考え方が、ハッキリしています。

 

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いいサービスを受けたと思ったら、たくさんチップを渡せばいいと思います。「あんまりだったな…」と思うときには、必要最低限の金額でいいでしょう。

 

慣れてしまえば、チップは簡単です。ぜひスマートにアウラニでの時間を過ごしてくださいね。

 

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参考リンク

*1:タクシーによって、クレジットカードでの支払い方法は異なります。詳しくは運転手さんに確認しましょう。