舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



オリエンタルランド 第55期 定時株主総会を振り返る

6月26日、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドの株主総会が行われました。昨年は幕張メッセだったのですが、今年はパークからも近い舞浜アンフィシアターでの開催となりました。

 

株式会社オリエンタルランド 第55期 定時株主総会招集ご通知

http://www.olc.co.jp/ir/pdf/gm2014-01.pdf

 

今回の総会では、経営陣から昨年度の事業報告、決算報告、会計監査報告が行われ、剰余金の処分(株主への配当金)、取締役・監査役の選任が決議されました。また株主からの質疑応答も合わせて行われました。

 

今回の記事では株主からの質問と、それに対する経営陣の回答から、オリエンタルランドの今後の動きについて考えていきたいと思います。

 

昨年度の総会については、こちらをどうぞ。

 

新型ゲート導入による入園システムの変更

東京ディズニーリゾートではこれまで、ゲートにチケットを挿入して、磁気ストライプを読み込ませて入園する仕組みになっていました。ファストパスの発券機も同様でした。

 

しかし、2011年3月から、ファストパスの発券機がチケットのバーコードをかざす新型機に切り替わり、2012年10月からは、入園ゲートもかざすタイプの新型機になりました。

 

 

バーコードを読み取る新型機に変更されたのは、2011年4月に導入された「ディズニーeチケット」に合わせたものでした。自宅にいながら、インターネットで東京ディズニーリゾートのチケットが買える「ディズニーeチケット」これは自宅のプリンターで2次元コードを印刷して、それをパークに持っていく仕組みになっています。

 

ディズニーeチケットは、これまでのチケットとは違い、磁気ストライプはありません。そのため、2次元コードを読み取る新型機に置き換えられたのでした。ちなみに、入園ゲートが新しくなる前までは、入園ゲートのキャストがハンディースキャナーで、eチケットのコードを読み取っていました。

 

ディズニーeチケットは、発券コストも発生しませんし、オリエンタルランドが旅行代理店やディズニーストア*1などに、販売委託の手数料を支払う必要はありません。また、今後のチケット電子化(スマホの画面にコードを表示させる)も見据えていると思われます。

 

実はこの入園ゲートの変更によって、新しい問題が起きました。以前は使用済みのチケットには穴が開けられたのですが、バーコードをかざす仕組みに変わったために、穴が開けられなくなったのです。

 

以前、個人的にオリエンタルランドにこの件を問い合わせたところ「電話などで使用済みか未使用かをお答えすることはできない」「入園ゲートでかざしていただく以外に、確認の方法はない」という返答でした。

 

今回の総会でも、この件について質疑応答が行われました。株主からは、インターネットなどで使用済み・未使用が確認できる仕組みの導入を求める声が上がったのに対して、会社からは「同じようなご意見はいただいている」「現状はゲートで確認していただきたい」「ご自身で管理をお願いしたい」という返答でした。

 

実際、6月4日に送られてきた株主優待のパスポートには、未使用・使用済みが混同しないように、注意書きが添えられていました。同様の意見は多いのだと思います。

 

 

バーコードをかざす仕組みですと、チケットを挿入して動かす仕組みがないために、保守点検が楽、コストが安いというメリットがあります*2。また、使用済み・未使用が分からなくなれば、チケットの偽造対策や転売対策にも有効だと考えられます。今後も「ゲートでご確認を」との回答はそのままでしょうね。

 

ゲートでの手荷物検査

現在、東京ディズニーリゾートでは入園前にゲストの手荷物を検査しています。これは2003年のイラク戦争をきっかけに始まったもので、アメリカのディズニーパークでも導入されています。

 

f:id:Genppy:20141223120944j:plain

入園ゲート前で行われている手荷物検査

 

この手荷物検査はパークへの危険物の持ち込み抑止に加えて、ビン・缶、三脚、キャリーケースといったパーク内への持ち込み制限品の抑止といった意味合いもあります。

 

これについて質疑応答では「テロ対策のために、もっと検査を厳しくすべきではないのか」という意見が株主から出されました。

 

会社からは2020年に開催予定の東京五輪を見据えて、行政側とも検討していること、厳しく検査すると入園までにかかる時間やプライバシーの問題があること、などが回答として出されました。

 

アメリカのパークでの検査に比べて、東京の検査は非常に緩いというのが、私の個人的な印象です。アメリカの場合は、すべてのポケットが開けられ、目視による検査だけではなく、隠してあるものがないか、触って検査もされます。

 

f:id:Genppy:20150627175630j:plain

マジックキングダムの入園ゲート前にある手荷物検査エリア ©Disney

 

東京の場合、ポケットは開けられますが、目視による簡単な検査です。「危険物を見つける」というよりも「見つかるかもしれないよ」という心理的なメッセージのほうが強いと感じます。

 

2005年に開かれた愛知万博のように、金属探知機や徹底した手荷物検査をすれば、それだけ安全は確保できますが、機材の導入だけでもコストがかかりますし、現場の人件費や入園までの時間のロスを考えると難しいと思われます。

 

f:id:Genppy:20150627175928j:plain

徹底したセキュリティチェックが行われた愛知万博

 

成田空港のように、顔認証機能を持つ新型の監視カメラの導入によって、これまでの警察官や警備員による検問を廃止した事例もあります。

 

 

プライバシーやコストの問題もありますが、今後、入園ゲートに監視カメラが導入される可能性は高いでしょう*3

 

ファンタジーランドへのエンタメ施設の導入

今回の質疑応答で、最も関心が高かったのは、会社から「ファンタジーランドの再開発で、エンタメ施設の導入を検討している」という回答があったことです。

 

f:id:Genppy:20150105191510j:plain

オリエンタルランドが計画しているファンタジーランドの再開発(オリエンタルランドのプレスリリースより引用)©Disney

 

これは株主から「豪華なショーで東京ディズニーリゾートの素晴らしさをゲストに伝えてほしい」という意見に対して、会社から出された回答の中で言及されました。

 

ショーやパレードといったエンターテイメント・プログラムについては、年々製作費が削られ、プログラム数や公演回数、出演者数が減っている、というのは舞浜新聞でも何度も言及してきました。

 

 

f:id:Genppy:20150627180111p:plain

1997年度から2014年度までの、東京ディズニーリゾートのショー製作費を表したグラフ。近年はランド1パーク時代と同水準まで落ち込んでいることが分かる。

 

これについては、今後のパークへの設備投資を考えると、一部のマニアしか喜ばないショーに金をかけるよりかは、ライトなゲストが満足できる方向へ資金を振り向けたい、削れるコストは削りたい、という考えがあるのでしょう。

 

また天候に左右されやすく、経営の足を引っ張りかねないエンタメに金をかけたくない、という考えもあるのではないでしょうか。

 

会社からはショーの公演形態について、ゲストからの要望やキャパシティ、これまでのプログラムなどを勘案して決めていることが回答として出されました。バケーション・パッケージのゲストを考えると、今後もおそらく、ショーの抽選制は続くのではないでしょうか。

 

「ファンタジーランドの再開発でエンタメ施設の導入を検討している」という回答については、現段階ではまだ何とも言えないと思います。

 

ランドのプラザパビリオン・バンドスタンドのように、ミニショーを開催できるような、半屋外の小規模な施設を造るのか。それとも期間限定のショーや常設のショーが公演できる、完全屋内・冷暖房完備の本格的なホールを造るのか…。これについては、まだ何も分かりません。

 

f:id:Genppy:20141102155851j:plain

アナハイムのディズニーランドにある「ロイヤルシアター」子ども向けのプリンセスのショーが行われている。©Disney

 

ただ、今後のチケット別売のショープログラムや、ショーベースの建て替え(トゥモローランドの再開発とも関係する?)を考えると、本格的なホールの建設は必要でしょう。ただ、先ほども触れたように、ショー製作費を削りたいオリエンタルランドにとって、どこまでエンタメに金をかけるつもりなのか、まだ不透明なところがあるのは事実です。これについては、続報を待ちたいと思います。

 

f:id:Genppy:20150429155941j:plain

ファンタジーランドの再開発で造られる『美女と野獣』エリア(オリエンタルランドのプレスリリースより引用)©Disney

 

ランドのレストランのキャパシティ

質疑応答では「レストランの予約が取りにくい」という意見が出されました。レストランのプライオリティ・シーティング(優先案内)については、取りにくいのは事実でしょう。ただし、バケーション・パッケージのゲスト向けに席を用意しているという都合もあり、今後も改善は難しいのではないでしょうか。

 

それよりも、ランドで目立つ「食事難民」の問題をどうしようと考えているのか、そのあたりの会社の意見を聞きたかったと思います。ランドの場合、シーと違ってレストランのキャパシティ(収容能力)が低く、入園制限レベルの混雑ともなると、地べたに座って食事をしているゲストが目立ちます。

 

これについては、今後の客単価の引き上げ、シニアゲストの集客、バケーション・パッケージのゲストへの食事プラン提供を考えると、新しいレストランの導入や、キャパシティの強化は急務でしょう。

 

ファンタジーランドの再開発で、どれだけ飲食施設が強化されていくのか、注目していく必要がありそうです。舞浜新聞としては、マジックキングダムにオープンした映画『美女と野獣』をテーマにした「ビー・アワ・ゲスト・レストラン」や、上海ディズニーランド*4に建設が噂されている映画『塔の上のラプンツェル』をテーマにしたレストランが導入されるのでは?と見ています。

 

f:id:Genppy:20141227075512j:plain

マジックキングダムのファンタジーランドにオープンした「ビー・アワ・ゲスト・レストラン」©Disney

 

舞浜アンフィシアターの活用

今回、初めて総会の会場になった舞浜アンフィシアターについて、株主からは収支や稼働率、今後の展望や経営計画について質問が出されました。

 

会社からは、現在は暫定的な運用であり、シルク・ドゥ・ソレイユの専用劇場であったときのように、ショーの常設公演は考えていないこと、昨年度の稼働率は60%を超えており、今年度は70%を見込んでいることなどが回答されました。

 

もともとは「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」としてオープンしたものの、思ったよりもチケットの売れ行きが伸びなかったこと、それに加えて、2011年の東日本大震災によって、団体客の落ち込みが激しく、やむなく終演したという経緯があります。

 

シルク・ドゥ・ソレイユの常設公演は、米フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドにもあり、「La Nouba(ラ・ヌーバ)」として1998年からロングラン公演を続けています。

 

東京ディズニーリゾートの場合はランド・シーへの入園客が主であり、シルクの公演に足を向けるゲストが少なかったのが、苦戦した要因ではないかと考えられます。劇場の建設費は約140億円ですので、今後はイクスピアリや舞浜駅から近い立地を生かして、貸しホールとしての活用が続きそうです。

 

また、今回の回答で明かされたように、ディズニーのキャラクターたちが出演するような常設公演は、当分行わないでしょう。ディズニーとの契約も関わってくる問題ですが、あくまでもショーはパーク内に限られてくると思います。

 

キャストの時給アップと福利厚生

株主からはキャストの時給や福利厚生、そして最近パークで感じるキャスト不足について、質問が出されました。

 

キャストの時給については、およそ1,000円前後であり、月給に直すと約15万円程度になっています。これに対して、株主からはもっと時給を上げるべきでは?という意見が出されました。

 

会社からは「時給は他社と比べても問題ない」「福利厚生も相応」「キャストがやりがいを持って働けるよう、今後も見直しをしていく」という回答が出ました。

 

これについては、今後のパークへの投資を考えると、できるだけ人件費は削りたいという思いが透けて見えます。特に東京のパークの場合は、アルバイトのキャストによって現場が支えられています。人件費も安く、解雇も簡単なアルバイトは、会社にとって好都合でしょう。

 

ただ、最近のパークを見ると、キャスト不足を感じることが多くなってきました。株主からは「ポップコーンが落ちたままになっていることがある」「清掃担当のカストーディアル・キャストが少ない気がする」という意見も出されました。

 

これに対しては、会社から「人を減らしたという施策はしてないが、お詫びしたい」という回答がありました。言い得て妙、確かに間違ったことは言っていませんが、会社としてもキャスト不足は認識しているということなのでしょう。「現場の人員配置を検討していく」という発言もありました。

 

最近ではアルバイトも売り手市場で、より時給が高く、福利厚生がしっかりしており、勤務が楽な会社に希望が集中しています。東京ディズニーリゾートの場合は、仕事のレベルは高く、屋外勤務の職種も多くなっています。またゲストが求めるサービスのレベルも高くなっています。

 

サービスレベルを下げることなく、人件費を抑えながら、どうやって人員を確保していくのか。非常に難しい課題でしょうね。

 

女性用トイレの混雑

株主から「女性用トイレの混雑について、改善の考えがあるのか」という質問が出されました。これに対して、会社からはトイレの個数やウォシュレット、アルコール消毒などについて、検討中であることが明かされました。

 

1983年開園のランドは、年間入園者数の想定が1,000万人として計算されていました。しかし、2014年現在ではランド・シー合わせて、年間3,000万人を超える人がパークを訪れています。

 

2001年開園のシーは、ランドでの反省を生かして、女性用トイレを男性用トイレと比べて余裕を持たせて作ってあります。そのため、ランドと比べると、混雑しにくくなっています。

 

ただし、入園制限レベルの混雑ともなると、トイレ前には長い行列ができます。これについては、女性用のパウダールームの導入や、トイレの増設しか方法はないのかな、と舞浜新聞では見ています。

 

またマジックキングダムに導入された、映画『塔の上のラプンツェル』がテーマになった休憩エリアのように、テーマ性を持ったトイレの増設なども検討されているのではないでしょうか。

 

f:id:Genppy:20141228010512j:plain

マジックキングダムにある『塔の上のラプンツェル』をテーマにした休憩エリア。レストルームにも細かな仕掛けがある。©Disney

 

年間パスポート保有者の客単価

大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、ショップなどで買い物をすると「年間パスはお持ちですか?」と聞かれます。これはおそらく、年パスホルダーの使用金額(客単価)のデータを集めるためでしょう。

 

昨年度の総会でも、質疑応答の中で年パスホルダーの客単価について、質問が出されました。そのときは「具体的な数字は集めていない」との回答がありました。今回の質疑応答でも、同様の質問が出されたのです。

 

会社からは、パークでの聞き取り調査などを通じて、年パスホルダーの客単価を調べていることが明かされました。しかし、ウェブによるアンケートや、対面による聞き取り調査は、データを集めるうえで不十分ではないか、と舞浜新聞では見ています。

 

いちいち、パーク内で使った金額を細かく覚えている人は少ないでしょうし、いつ・どこで・何を・いくら買ったのか、そういった細かなデータを集めることは不可能です。

 

ディズニーとの契約や、機械の導入コストも関係してくると思いますが、USJのように、会計時に年パスの提示を求めたり、年パス一体型のクレジットカードを導入したりしなければ、細かな客単価や購買履歴の分析は難しいのではないでしょうか。

 

マジックキングダムクラブの終了

企業向けの福利厚生プログラムとして運営されている「マジックキングダムクラブ」東京ディズニーリゾートの割引パスポートや、ディズニーホテルの宿泊料割引などのサービスが提供されています。

 

 

マジックキングダムクラブは来年(2016年)3月末での廃止が決まっており、翌4月1日から新しい会員組織に生まれ変わることが発表されています。質疑応答では、この件について株主から質問が出されました。

 

マジックキングダムクラブの終了について、会社からは、団体集客に与える影響が減少したことが、終了の理由として明らかにされました。割引パスポートについては、1日券のみであり、宿泊を伴う地方ゲストは使いづらいことなども、影響したのではないかと思われます。

 

またクラブに所属する企業や組織向けに配布しているカレンダーや手帳などの制作コスト、発送コストも大きかったと思われます。このあたりもコスト削減の対象になった可能性はあるでしょう。

 

会社からは新組織への移行が発表されていますので、優待サービスが絞られ、個人向けのサービスに特化したものに変わるのかな?と舞浜新聞では見ています。

 

「ストームライダー」のクローズ

株主からの質疑応答の最後は、先日発表されたシーの「ストームライダー」クローズについてでした。この件について、会社からは、ポートディスカバリーのテーマの一つが「自然と科学が調和した未来」であり、ストームライダーに代わる新アトラクションも、基本的なテーマと合致していると考えている、という回答がありました。

 

 

ただ、私としてはポートディスカバリーのテーマと強く結びついているストームライダーのクローズによって、バックグラウンドストーリー(BGS)がどのように変わるのか、キャラクターに頼ったアトラクションに安易に置き換えていいのか、といった質問に対する回答が欲しかったと思います。

 

「変えるべきものは変える」「変えてはいけないものは大切にする」というのは、言うのは簡単ですが、それを実行するのは難しいことだと思います。パークの新陳代謝のためには、施設のスクラップ&ビルドは必要だとは思いますが、ゲストへの丁寧な説明も必要ではないでしょうか。

 

株主総会を終えて

オリエンタルランドのような顧客相手の企業の場合、株主総会は顧客からの陳情大会になりがちです。これまでの総会でも、経営陣との質疑応答が、議決事項に関係ない「こうしてくれ」「これを直せ」「これが問題だ」というように、株主(ゲスト)からの陳情大会になってきました。

 

f:id:Genppy:20150621181418j:plain

©Disney

 

本来であれば、ゲストの対応をする部署が回答すべき事項だとは思うのですが、それだけ株主が経営陣からの誠意ある回答を求めていること、ゲストの対応をする部署に対して、不信感を持っていることの表れのような気もします。

 

株主総会を前に、舞浜狂さんが興味深いツイートをされていました。

 

 

個人的には、ゲストの支出をもとに資金(キャッシュフロー)を積み上げて、それをパークの設備投資に使う経営方針について、経営陣の見解を聞きたかったと思っています。

 

現在のパークは、ランドのファンタジーランドの再開発や、シーの新テーマポートの建設といった、将来の設備投資のために、徹底したコストの削減と、売り上げの向上を目指しています。ただ、これは果たしてゲストの満足度につながるのか、舞浜新聞では少し疑問に感じています。

 

f:id:Genppy:20150429160208j:plain

オリエンタルランドが発表しているパークの大規模開発計画(プレスリリースより引用)

 

設備投資であれば、銀行からの借り入れや社債の発行、増資といった方法も考えられます。ただ、借り入れや社債の発行は、将来的には経営の足かせになりますし、リスクも伴います。また増資はそれだけ株主数が増えますし、株主一人当たりの利益も減ってしまいます。

 

企業の資金調達には、それぞれ一長一短があり、どれを選択するかは経営陣に任されています。今後の投資の必要性は十分わかるのですが、今のパークを訪れるゲストの満足度も、きちんと保ってほしいと思います。

 

さて、今回の総会では、特にサプライズ発表はありませんでした。今後オリエンタルランドから、どのような発表があるのか。引き続き、注視していきたいと思います。

 

f:id:Genppy:20130203193217j:plain

©Disney

 

関連記事

*1:以前はオリエンタルランドによる運営でしたが、今はディズニー社の日本法人であるウォルト・ディズニー・ジャパンによる運営になっています。

*2:鉄道会社がICカード専用の自動改札機を増やしているのは、切符対応のものより保守点検が楽だからです。

*3:ディズニーホテルなどでは、一見すると分からないように監視カメラが設置されています。

*4:2016年に開園が予定されています。