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舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



東京ディズニーリゾートの2015年度スケジュールを読み解く

9月25日、オリエンタルランドから報道関係者向けに2015年度の東京ディズニーリゾートのイベントスケジュールが発表されました。

 

東京ディズニーランド/東京ディズニーシー

2015年度のスケジュール

http://www.olc.co.jp/news/tdr/20140925_02.pdf

 

東京ディズニーランド

まずはランドから見ていきましょう。

 

  • 4月2日~6月23日 ディズニー・イースター
  • 6月24日~7月7日 ディズニー七夕デイズ
  • 7月9日~8月31日 ディズニー夏祭り
  • 7月9日~ エレクトリカルパレード・ドリームライツ フロートリニューアル
  • 夏(時期未定) 「スティッチ・エンカウンター」オープン
  • 9月8日~11月1日 ディズニー・ハロウィーン
  • 11月9日~12月25日 クリスマス・ファンタジー
  • 1月1日~1月5日 お正月のプログラム
  • 1月12日~3月18日 「アナとエルサのフローズンファンタジー」「ディズニープリンセス~ようこそ、リトルプリンセス~」

 

春イベントについてはこれまでと同様、イースターとなります。プレスリリースには「“ひみつのイースターガーデン”で繰り広げられる、“ヘンテコ楽しい”イースターイベントを開催」「メインパレードには、ミッキーマウスとミニーマウスが新しいコスチュームで登場するほか、ゲスト参加のパートも新しく変わります」とありますので、2014年度と同様にパレードは「ヒッピティ・ホッピティ・スプリングタイム」が開催されるでしょう。

 

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©Disney

 

実は今年4月に京都の花園キリスト教会がオリエンタルランドに対して、イースターに関する公開質問状を送るという出来事がありました。オリエンタルランドはゲストご相談室*1を経由して、上西京一郎社長が質問状を受け取り、5月には本社の担当者が京都へ出向いて回答を伝えました。

 


 

オリエンタルランドの担当者からはイースターの言葉を入れた経緯や、特定の宗教に対する見解を持っていないことなどが説明され、花園キリスト協会からもイースターは単なる「春のお祭り」ではなく、キリスト教の歴史と深く結びついていることなどが伝えられました。

 

花園キリスト教会は納得ある回答が得られたとして、今後はオリエンタルランドに対応を一任することを公式ブログで明らかにしています。しかし、この出来事を聞いたディズニーファンからは「来年からイースターイベントをやらなくなるのでは?」といった心配の声が上がりました。

 

今回のプレスリリースでは、これまでと同様にイースターイベントが開催されることが発表されました。花園キリスト教会としても、オリエンタルランドに「イースター」の名称を使うことを止めるよう主張したわけではなく、キリスト教の歴史と関係ある祭りであることを認識してほしかったのだと思います。

 

オリエンタルランドとしては春の歳時記イベントとして「イースター」を育てていきたいという思いがありますので、今回のことでイースターイベントをなくすといったことにはなりませんでした。今後も秋のハロウィーン、冬のクリスマスと同様に「春のイースター」が定着するように働きかけていくでしょう。

 

経営の視点でも、スペシャルイベントは収益の柱です。ハロウィーンやクリスマスはパークを代表するスペシャルイベントに成長し、首都圏を中心に年に複数回来園いただきっかけになっています。現在は、4~6月期におけるイースターイベントの育成・定着に挑戦しています。

オリエンタルランド「アニュアルレポート2013」の27ページより引用。今後もイースターイベントの定着を目指していくと思われる。

 

夏の「ディズニー七夕デイズ」「ディズニー夏祭り」は、今年度と同様のプログラムになると思われます。特に今年度から始まった七夕デイズは、春のイースターと夏のウォーター・プログラムをつなぐ意味が含まれていますので、2016年度以降も開催されるでしょう。

 

舞浜新聞としては、グリーティングだけではなくミニショーやミニパレードを導入してほしいとは思うのですが…。

 

ディズニー夏祭りはプレスリリースに「お祭り会場となるシンデレラ城前のプラザ」という記述がありますので、今年度と同様に「雅涼群舞(がりょうぐんぶ)」が行われるでしょう。特に今年はワンス・アポン・ア・タイムの鑑賞席が撤去されずにそのままだったため、イス席が争奪戦になりました。来年度は鑑賞エリアの人数申告制の徹底、入れ替え制の導入、抽選制の導入といった、運営面の改善について注目していく必要がありそうです。

 

そんな前年と同様のプログラムになるランドの夏イベントですが、2つ注目要素があります。一つはドリームライツのリニューアル、もう一つはスティッチ・エンカウンターのオープンです。

 

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©Disney

 

今年6月にプレスリリースで発表された通り、ドリームライツは映画『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルやフリン・ライダーが乗ったフロートの新規導入に加えて、ピーターパンの海賊船など7台のフロートがリニューアルされる予定です。

 

舞浜新聞では2018年にランドが35周年を迎えることから、それに向けたテコ入れとして2017年度に新ナイトパレードが導入されるのでは?と睨んでいたのですが、当面はドリームライツのリニューアルを続けていくようです。

 

ただこれに関しては、正直言ってがっかりでした。ドリームライツが始まったのは2001年6月。当時開園を控えていたディズニーシーを考慮したテコ入れだったと思われます。

 

フロートの一部リニューアルはこれまで、2007年3月と2011年7月に行われています。しかし初演から13年。そろそろ抜本的なリニューアルの時期だと思うのですが、2015年度に一部フロートを更新するのであれば、今後5年程度はドリームライツを続けていくでしょう。そうすると新パレードは早くても2020年度以降か?とも考えられます。

 

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1985年のナイトパレード導入から一貫してスポンサーを務めている日本ユニシス。ちなみに、スポンサー契約は2016年まで。

 

もう一つの「スティッチ・エンカウンター」ですが、これはすでにパリや香港にも導入されています。同様のアトラクションであるシーのタートルトークは幅広い層の人気を集めていますので、スティッチ・エンカウンターもおそらく人気アトラクションになるでしょう。

 

問題はオープン時期。今回のプレスリリースでは「2015年夏」としか書かれておらず、詳しい時期は不明です。ドリームライツのリニューアルが7月9日、夏イベントのスタートと同じ日ですので「ドリームライツのリニューアルの近くに、わざわざ新規アトラクションのオープンをぶつけるのか?」という疑問がわいてきます。

 

「夏」としか書かれていませんので、春イベントの終盤、梅雨で客足が落ちる6月、とくにスティッチの別名である「試作品626号」にちなんで、6月26日(金)にオープンする可能性も十分あります。

 

秋のハロウィーンについて、プレスリリースでは「“ディズニーの仲間と陽気なおばけたちによるハロウィーン・フェア”を開催。ミッキーマウスたちは、仮装コスチュームでパレードに登場し、パンプキンやおばけたちと、はちゃめちゃにフェアを盛り上げます」と書かれていますので、こちらも2013年度・2014年度と同様にパレード「ハッピーハロウィーンハーベスト」を行うでしょう。

 

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©Disney

 

前年と同様のハロウィーンに対して、内容を一新するのがクリスマス。「ディズニー・サンタヴィレッジ・パレード」は2011年から続いていたプログラムで好評だった一方、もうそろそろリニューアルでは?といった声もささやかれていました。

 

クリスマスシーズンに関しては、一年間で一番の多客期ですし、特にテコ入れをしなくても集客できてしまうという現状があります。今回、さすがにフロートの耐用年数もあってか、5年間も同じプログラムは載せませんでした。

 

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©Disney

 

プレスリリースには「今回は、ミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちや、この季節にしか会うことのできないキャラクターたちが出演する新しいパレードを公演します」と書かれています。果たして、どんなコンセプトを持ってくるのか。期待して待つことにしましょう。

 

お正月プログラムについては、おそらく例年通りですので割愛します。問題は1月~3月の閑散期イベント。今年度、2015年1月~3月にも映画『アナと雪の女王』をテーマにしたスペシャルイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」の開催が決まっていますが、2016年度も同様に開催されることが発表されました。

 

この時期に、この段階で2016年の予定を発表するは思わず、正直言って驚きました。

 

オリエンタルランドとしても、アナ雪イベントによる集客にそれだけ自信があるからこそ、2年連続の開催が決断できたのでしょう。果たして、オリエンタルランドの判断は吉と出るか、それとも凶と出るか。ひとまずは来年の1月から行われるイベントを楽しみに待つことにしましょう。

 

東京ディズニーシー

次はシーについて見ていきましょう。

 

  • 4月2日~6月23日 ディズニー・イースター
  • 4月24日 「マーメイドラグーンシアター」リニューアル
  • 6月24日~7月7日 ディズニー七夕デイズ
  • 7月9日~8月31日 ディズニー・サマーフェスティバル
  • 9月8日~11月1日 ディズニー・ハロウィーン
  • 11月9日~12月25日 クリスマス・ウィッシュ
  • 1月1日~1月5日 お正月のプログラム
  • 1月12日~3月18日 スウィート・ダッフィー

 

まずは春イベントから。驚きなのはシーにもイースターイベントを持ってきたことです。これまでにもシーはクリスマス、ハロウィーンをなんとかテーマに合わせて開催してきました。そして今回のイースター導入。

 

舞浜新聞ではてっきり、ダッフィーやシェリーメイを主役に据えた、新しいスペシャルイベントを持ってくるのかな?と予想していたのですが、外れてしまいました。

 

プレスリリースにはこう書かれています。

 

イースター初開催となる東京ディズニーシーでは、美しい花々、タマゴやボンネットで飾られた、異国情緒あふれるスタイリッシュなイースターをお届けします。

 

メディテレーニアンハーバーで公演されるメインショーでは、ミッキーマウスやミニーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが、趣向を凝らした自慢のイースターファッションをお披露目します。

 

明るく華やかな、東京ディズニーシーならではのおしゃれなイースターをお楽しみください。

 

おそらくメディテレーニアンハーバーを中心にしたイベントになるでしょう。スプリング・ヴォヤッジの頃も「イースター・イン・ニューヨーク」としてミニショーを行ってきました。ハーバーはイタリアがモデルですので、イースターのコンセプトとも合います。ハーバーの鑑賞エリア工事は2月中には終わりますので、おそらくハーバー全体を使ったショーになるでしょう。

 

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今年9月から始まったハーバーの工事。この風景がどのように変わっていくのだろうか。©Disney

 

そんなシーの春ですが、4月24日に「マーメイドラグーンシアター」がリニューアルします。40億円の投資でスクリーンの設置やステージ・照明などの舞台装置が一新されます。ショーのタイトルは「キング・トリトンのコンサート」映画『リトル・マーメイド』の主人公であるアリエルの父トリトン王が、フランダーやセバスチャンと一緒に開く音楽コンサートがテーマになっています。

 

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「マーメイドラグーンシアター」のコンセプトアート ©Disney

 

夏の「ディズニー七夕デイズ」「ディズニー・サマーフェスティバル」は、今年度と同様のプログラムになると思われます。プレスリリースにも「ミニーマウスが主役のトロピカルな真夏のカーニバルをお楽しみいただくメインショーのほか、ロストリバーデルタでも、 フルーツの大豊作を祝う、陽気で楽しいプログラム「フルータ!フルータ!フィエスタ!」を実施します」と書かれていますので、ハーバーでは「ミニーのトロピカルスプラッシュ」が2013年度・2014年度に引き続いて行われるでしょう。

 

七夕デイズに関しても、ランドと同様に春と夏をつなぐ意味がありますし、シーでは今年度から初めて七夕イベントが導入されています。ハーバーショーのほか、有料ショープログラムである「七夕ウィッシング」も引き続き公演されるでしょう。

 

さて、今回のプレスリリースで舞浜新聞が一番注目したのが「シーのハロウィーン」今年度からプログラムが一新されましたので、2015年度も引き続き「ニューヨーク・ハロウィーン・フォリーズ」「ウェルカム・スケルトン・フレンズ」「チップとデールのスケルトン・フィエスタ」が開催されるものだと思っていました。

 

しかしプレスリリースにはこう書かれています。

 

東京ディズニーシーでは、“ヴィランズ一色の、クールで妖しいハロウィーン”にテーマを一新。妖しげな異空間に変貌したパークで、ミッキーマウスや仲間たちとヴィランズが、華やかでスタイリッシュなハロウィーンを繰り広げます。メディテレーニアンハーバーでは、妖しくも美しい、 ヴィランズ流のハロウィーンを楽しむハーバーショーを公演します。

 

私はこれを読んだ瞬間「えっ!スケルトンじゃなくてヴィランズ?」と思いました。今年度のプログラムを見る限り、ウォーターフロントパークのステージが見えにくいという問題もありますが、スケルトンたちのフリーグリーティングも好評ですし、てっきり来年度も行うものだと思っていたのです。それがまさかの「ヴィランズ」ますますシーのランド化が進みそうです。

 

プレスリリースにウォーターフロントパークの記述がないことを考えると、2015年度はハーバーショー一本に絞って、経費を抑える考えもあると思われます。

 

ただアメリカンウォーターフロントでは、来年度も引き続きスケルトンたちのグリーティングが行われる可能性は高いでしょう。オリエンタルランドが多額の投資をしたものを、一年間で終わりにするとは考えにくいからです。

 

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「まるで全校集会」と言われる「ニューヨーク・ハロウィーン・フォリーズ」座り見・立ち見ともに見えにくいのは確かだが、ショーのコンセプト自体は悪くない。©Disney

 

クリスマスについて、プレスリリースではこう書かれています。

 

今回は、メディテレーニアンハーバーでお昼のショーを新たに公演するほか、水上のクリスマスツリーが幻想的に光り輝く夜のショーや、アメリカンウォーターフロントでの様々なエンターテイメントなど、バラエティに富んだクリスマスをお楽しみいただけます。

 

これを正直に読む限り、「水上のクリスマスツリーが幻想的に光り輝く夜のショー」は2012年度から開催されている「カラー・オブ・クリスマス」でしょう。カラー・オブ・クリスマスはこれで4年連続の開催となります。ランドのサンタヴィレッジパレードも4年間開催されましたので、カラー・オブ・クリスマスも2016年度以降にリニューアルの対象になるのでしょう。

 

一方で昼のハーバーショーは新しくリニューアルされます。これは今年度のクリスマスが工事のためハーバーショーの代わりに、ウォーターフロントパークで「ホリデーグリーティング・フロム・セブンポート」を開催するためでしょう。来年度のクリスマスは新しくなったハーバーショーが見られそうです。

 

アメリカンウォーターフロントでの様々なエンターテイメント」とありますが、これは「テーブル・イズ・ウェイティング‐クリスマスキュイジーヌ」と「ビッグバンドビート~クリスマス・スペシャル~」のことを指していると思われます。おそらくウォーターフロントパークのステージショーはなく、その代わりにアトモスフィアやキャラクターによるグリーティングが行われると思われます。

 

お正月プログラムについては、おそらく例年通りですので割愛します。スウィート・ダッフィーに関しては、すっかりシーの閑散期イベントして定着しています。2013年度からはケープコッドだけでなく、ニューヨークエリアでも行われていますので、おそらく今年度・来年度(2015年度)も引き続き、ケープコッドとニューヨークエリアで開催されるでしょう。

 

問題は「ジェラトーニ」の存在です。メディテレーニアンハーバーの壁画から始まった、ダッフィーの新しい友達です。このジェラトーニを考えると、もしかすると2014年度・2015年度はメディテレーニアンハーバーでもスウィート・ダッフィーをやるのでは?といった見方もできます。ますますダッフィーがシー全体に広がっていきそうです。

 

おわりに 

さて、ここまで東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの2015年度のスケジュールを見てきました。

 

今回のプレスリリースでは、今年9月に惜しまれつつ終了した「レジェンド・オブ・ミシカ」の後継となる新しいハーバーショーについての発表はありませんでした。

 

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©Disney

 

これに関しては新しいショーで使う船の建造がまだ行われていないことから、2015年度の導入はまずないでしょう。もし導入するとすれば、シーが15周年を迎える2016年度か、それ以降の導入になると思われます。講談社がシーのスポンサー契約を続けている以上、新ハーバーショー導入の可能性は残っています。

 

「来年の事を言えば鬼が笑う」といいますが、2015年4月から2016年3月までのイベントスケジュールが発表された東京ディズニーリゾート。シーの15周年イベントは2016年。これからのパークにひとまず注目していくことにしましょう。

*1:現在はインフォメーションセンターに統合