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舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



東京ディズニーランドのテコ入れはファンタジー?それともトゥモロー?

東京ディズニーリゾートの分析・考察

いつも愛読しているdpost.jpさんが興味深い記事を掲載しました。

 

 

どんな内容なの? 

記事によると、10月に日本で行われる「D23 Expo Japan」において、東京ディズニーランドのトゥモローランドに関する何らかの発表が行われる、という情報があるとのこと。しかも、その情報を載せたのがアメリカでも著名なディズニー情報サイトとして知られる「MiceAge」だというから驚きです。

 

以前の記事で「ランドで今後テコ入れされるのは、開園以来ほとんどリニューアルされていないファンタジーランドだ」と舞浜新聞では書きました。

 

これはアメリカ・オーランドにあるマジックキングダムでファンタジーランドの大規模リニューアルを行っていること、そのリニューアルは同じくオーランドにあるユニバーサル・スタジオのハリー・ポッターエリアへの対抗措置であること、そして日本でもユニバーサル・スタジオに2014年オープンを目指してハリー・ポッターエリアが建設されていること、などがその理由として挙げられます。

 

オリエンタルランドの株主総会でも名指しで指摘された「ハリー・ポッターエリア」これはUSJ開業以来、最大規模の投資となる。

 

東京ディズニーリゾートを抱えるオリエンタルランドにとって、アニバーサリーイベントの翌年は必ず客足が落ち込むというのが大きな悩みの一つです。しかもそんな苦境の年にユニバーサル・スタジオ・ジャパンにハリー・ポッターエリアができるとなれば、間違いなく客足を奪われかねません。

 

舞浜新聞では2015年に向けて、何らかのパーク拡張計画が発表されるのでは?という記事を以前まとめました。

 

 

最近パークの内外で進められている経費削減、株主への積極的な配当、そしてキャッシュフロー*1の積み上げ…。オリエンタルランドの最近の経営姿勢や、決算書類といった様々なIR資料を読み解いていくと、どうも来年(2014年)早々にもパークへの新たな投資計画が発表されそうなのです。

 

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マジックキングダムの新ファンタジーランド。2014年に向けて順次施設がオープンしている。©Disney

 

舞浜新聞ではその投資対象がファンタジーランドになるのでは?と予想していたため、トゥモローランドに関する発表という情報に驚きを隠せませんでした。

 

本当にトゥモローランドがテコ入れ?

ディズニーが映画「スター・ウォーズ」などを制作したルーカスフィルムを買収したのが2012年10月のこと。ディズニーは今後スター・ウォーズの新作を制作していくと発表していますので、当然ディズニーパークでの展開も視野に入っているはずです。しかし、その対象として東京のトゥモローランドがテコ入れされるのは、ちょっと疑問が残ります。

 

以下にトゥモローランドにあるアトラクションのオープンもしくはリニューアルの年月を挙げてみます。

 

  • スタージェット 1983年4月
  • グランドサーキット・レースウェイ 1994年12月
  • バズ・ライトイヤーのアストロブラスター 2004年4月
  • スペース・マウンテン 2007年4月
  • モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!” 2009年4月
  • キャプテンEO 2010年7月
  • スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー 2013年5月

 

1983年のパーク開園以来、リニューアルが行われていないのはスタージェットとグランドサーキット・レースウェイ*2の2つだけです。

 

キャプテンEOは過去の上映作のリバイバルであり、当然リニューアル対象になると考えられますが、それ以外はまだ10年も経っていません。

 

舞浜新聞としては、もしトゥモローランドがテコ入れされるとすれば「大規模なエリア再開発」というよりも、バックステージにある管理施設の移転・縮小や既存アトラクションのスクラップ&ビルドが行われるのではないか、と予想しています。

 

もちろんグランドサーキット・レースウェイのクローズやトゥモローランド・テラスのテコ入れ(2階建てへの変更やアトラクション施設への置き換え)も考えられますが、投資額があまりにも大きく妄想の域を出ません。

 

一方のファンタジーランドは? 

MiceAgeと同じく著名なディズニー情報サイトとして知られる「Disney and more」では、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに導入された「カーズランド」を東京へ導入しようとしたところボツになり、その代わりとしてマジックキングダムの新ファンタジーランドの要素を導入しようとしている、と伝えています。

 

ファンタジーランドの裏手にはオリエンタルランドの管理施設が広がっています。以前の記事でも紹介しましたが、パークの運営に関係のない部署を移転させて拡張用地を確保する、というのはあながち不可能ではないと思います。

 

以前本社*3があった産経新聞印刷工場跡地もオリエンタルランドが取得しており、こちらも移転用地として十分考えられます。

 

 

ただ、最近の管理施設のリニューアル状況を見ていると、どうもファンタジーランド拡張に向けた動きは一切感じられません。もし大規模なテコ入れをするとしたら、シンデレラ城周辺の再開発、オープンから17年が経過しているトゥーンタウンのクローズ、果てはグランドサーキット・レースウェイのクローズといった荒療治で土地をねん出するしかないでしょう。

 

そこまでの大規模な投資となると、果たしてトゥモローランドにまで資金が回るのか?という疑問が生じます。さあ、テコ入れはファンタジーランドなのか、それともトゥモローランドなのか。果ては両方ともやるのか。10月に開催されるD23 Expo Japanを首を長くして待つことにしましょう。

*1:ここでは企業が自由に使うことのできる「フリー・キャッシュフロー」を意味します。

*2:1994年12月にコースが変わっていますが、これは隣接するトゥーンタウン建設によるコース縮小であり、純粋なリニューアルではありません。

*3:本社と言っても、当時はパーク建設の工事事務所として機能していました。