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舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



舞浜にディズニーのリゾートマンションができる?

「ディズニー・バケーション・クラブ」という言葉を聞いたことがありますか?東京ディズニーリゾートへ行くと、パークやホテルの中にブースがあって、キャストが立っているのを見たことがあるかもしれません。「あれは何のブースなんだろう?」と遠巻きに見る人も多いと思います。

 

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©Disney

 

ディズニー・バケーション・クラブって何? 

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ディズニー・バケーション・クラブとは、平たく言うとディズニーが運営しているホテルの会員制度のこと。まずディズニー側は一つの部屋の不動産所有権を何人かに分けて販売します。その分をポイントとして毎年発行することで、オーナーは持っている部屋以外のホテルにも、そのポイントを使って宿泊できる、というものです。

 

このように、部屋の所有権をみんなで分け合う仕組みを「タイムシェア(Timeshare)」と読んでいます。アメリカでは有名な仕組みなのですが、日本ではまだまだ浸透しているとは言えません。

 

日本でもバブル時代に、観光地にリゾートマンションが乱立したのを覚えている人も多いのではないでしょうか。これは別荘のマンション版とも言ってよいと思います。ただマンションですから、掃除などの定期的なメンテナンスが必要でした。現在では長い景気低迷で、どこも空室が目立っていますね。

 

リゾートマンションが一つの部屋に一人のオーナーなのに対して、タイムシェアは一つの部屋を多くのオーナーで分け合います。自分が使わないときには、ほかのオーナーや一般客*1が部屋を利用します。清掃や定期的なメンテナンスはディズニーが行うため、オーナーは年間管理料を支払うだけで済むのです。

 

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カリフォルニアのパークに隣接する「ディズニー・グランド・カリフォルニアン・ホテル&スパ・ヴィラ」バケーションクラブのリゾートだが、一般客もホテルとして利用できる。©Disney

 

ハワイのディズニーもタイムシェア 

2011年8月にオープンした「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」ハワイにディズニーのリゾートができたということで、日本でも話題になりました。TBS系列の「世界ふしぎ発見!」でも取り上げられていましたね。

 

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©Disney

 

このアウラニ、一般的にはリゾートホテルのイメージがあるのですが、実は大部分の部屋はタイムシェアとして販売されているのです。そのタイムシェアの勧誘を行っているのが、パークやホテルの中にあるブースなのです。ハワイは日本人観光客も多いため、新たな市場として日本に目が向けられたということでしょう。

 

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©Disney

 

オリエンタルランドによると、バケーションクラブのブースはディズニーから要請があったもので、オリエンタルランドは一切関わっていないとのこと。しかし、あれだけ場所を提供しているということは、何らかの見返りはあると思われます。

 

イクスピアリにはアウラニの部屋のモデルルームもあります。もし興味のある方は、一度行ってみてはいかがでしょうか。要予約ですが、なかなか興味深い話が聞けると思います。

 

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イクスピアリ2階、以前プラネット・ハリウッドがあった場所にショールームがある。©Disney

 

舞浜にもタイムシェアのリゾートができる? 

さて、前置きが長くなってしまいました。タイトルの「舞浜にディズニーのリゾートマンションができる?」これは、アウラニのタイムシェアの販売状況によっては、日本にもバケーションクラブのリゾート、つまりホテル兼リゾートマンションができる可能性があるということです。

 

これはあくまでも推測なのですが、ディズニーはカリフォルニアやフロリダのディズニーパーク周辺に、ホテルに加えて数多くのタイムシェア物件を持っています。今後もさらなる増設が見込まれています。

 

これはタイムシェアとして販売することで、建設費をすぐに回収できることに加えて、客室の稼働率が低くてもオーナーからの年間管理料によって維持コストが抑えられるからです。

 

舞浜の場合、3つのディズニーホテルと6つのオフィシャルホテルがあります。オフィシャルホテルはほかの地域にあるホテルの年間客室稼働率よりも高く、ディズニーホテルにいたっては90%台という驚異的な数字となっています。このため、東京ディズニーリゾートにはタイムシェアの物件は必要ないかもしれません。

 

しかし、バケーションクラブのオーナーの大部分はアメリカ人です。これはディズニーがアメリカ市場向けにタイムシェアの販売を行ってきたからです。アメリカ人観光客が舞浜に長期滞在しようと思っても、現状ではほぼ不可能です*2。舞浜にバケーションクラブのリゾートがあれば、長期滞在も十分可能となります。

 

また今後バケーションクラブの日本人オーナーが増えれば、当然「日本にもタイムシェアのリゾートを!」という声が強くなるでしょう。

 

現状でもバケーションクラブのポイントを使ってディズニーホテルに宿泊することも可能ですが、12月31日の宿泊が不可、予約できる部屋のタイプに制限がある、必要となるポイントが多い、といった不便な点がいくつかあります。

 

さて、舞浜にもタイムシェア型のリゾートができるのか。もし販売されたら、すぐに完売してしまいそうですが…。ちょっと想像してみると面白そうですね。

 

ちなみに、アメリカのパークなどでは、オーナーだけが持っているメンバーシップカードを提示すると様々な割引サービスを受けることができます。

 

日本でも東京ディズニーリゾートに割引サービスの導入を求める声があるのですが、今のところ同様のサービスは一切ありません。オリエンタルランドとしても、見返りはあまり期待できませんからね。導入は難しいでしょう。

*1:バケーションクラブのリゾートの場合、ホテルとしてオーナー以外の予約を受け付けているところもあります。

*2:バケーションクラブの場合、タイムシェアのリゾートよりもホテルのほうが必要となるポイント数が高く設定されています。これはホテルに支払う手数料を抑え、リゾートに客を誘導するためです。