舞浜新聞

東京ディズニーリゾートなどのディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報をお伝えします。



「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ2013」を振り返る

東京ディズニーシーで3月18日から開催されていたスペシャルイベント「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」いよいよ6月30日で惜しまれながら終了しました。

 

それでは期間中に行われたエンターテイメント・プログラムについて振り返っていきたいと思います。

 

ハピネスグリーティング・オン・ザ・シー

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©Disney

 

30周年のアニバーサリープログラム。といっても、1日1回・公演時間8分間と聞いたときには「これでスペシャルエンターテイメント?」と首をかしげてしまいました。

 

キャラクターは船の上から、上陸はしないというグリーティングショー。ただ、プロメテウス火山、S.S.コロンビア号の汽笛、ハーバーの水しぶき、ミラコスタの教会の鐘といった、パーク全体を使う演出には思わず舌を巻いてしまいました。

 

これにどうしてリドアイルかピアッツア・トポリーノ(ミラコスタ前の広場)でのグリーティングをセットにして行わないのか、本当に疑問です。「ハーバーの周りにいるゲストが満足できるように」といった配慮からかもしれませんが、それにしてももったいないと思います。

 

リドアイル・ウェルカム・トゥ・スプリング

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©Disney

 

ストーリーの流れが分かりやすくて良かったです。特にダッフィーにきちんと役割をふっていたのも評価できます。

 

ただ、さっきまで普通に踊っていた男女が、いきなりもじもじし始めるのはやっぱり変だと思います。来年度もそのまま踏襲するのであれば、袖から男女それぞれ覗いている→実はお互いに好きという流れにしたほうが良いと思います。

 

ハーバーの周りにいるゲストに対しても、船の上からのグリーティングで配慮していますし、きちんとミッキーやミニーといった主要キャラクターもリドアイルに上陸させているのは評価できます。来年度以降、主要キャラは上陸しないというような改悪がされないことを祈っています。

 

イースター・イン・ニューヨーク

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©Disney

 

ウォーターフロントパークを最大限に活用しているショーだと思います。ステージショーではなく、ゲストが腰を下ろして鑑賞、キャラクターやダンサー、バンドのメンバーが適時ミニステージに上るという形式はやっぱり見やすいです。コミュニケーションも取りやすいと思います。昼間も素晴らしいですが、夜の最終公演は最高です。

 

最前列の座っているゲストは、カメラを構えたくなる気持ちは分かります。しかし、キャラクターのアドリブや掛け合い、キャラクターとのコミュニケーションを大切にしてほしいです。撮影ばかりに気を取られて、キャラクターやダンサー、バンドのメンバーがゲストとうまくコミュニケーションをとれていない場面が目立ったからです。

 

来年以降も現在の形式をそのまま踏襲してほしいです。ただ、ゲストの待機場所を分かりやすくする必要はあると思います。座り見・立ち見の場所もホームページなどで情報提供してほしいです。

 

スプリングタイム・サプライズ

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©Disney

 

初めて見たときは「アラビアンコーストのコートヤードをこうやって使うのか!」と驚かされたショーでした。昨年度と内容が一部変更されましたが、大まかな流れは同じでした。

 

私としては、ショーの前座ともいえるマジークとアシームの掛け合いが気に入っています。このときはキャラクターは一切出ませんが、やっぱり生の空気がショーの醍醐味だと思います。短い時間の中でよくできているショーです。

 

全体的に見て

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©Disney

 

昨年度のプログラムを踏襲して行われた「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」東京ディズニーシーの春イベントは毎年お気に入りなのですが、ダッフィーを初めてイベントの主役に据えたオリエンタルランドの本気度が伝わってくるイベントだったと思います。

 

来年度以降も現在のプログラムを踏襲して行われるのか。それとも、さらに規模・回数を拡大するのか。それとも、コスト削減でキャラ上陸なしのハーバーショーのみに絞るのか。こればかりはオリエンタルランドの発表を待つしかありません。

 

ただ一つ言えることは、東京ディズニーシーにもショー・エンターテイメントの充実の可能性がまだ残っていたということです。コスト削減に伴うショー削減が多くのゲストの間で噂されていますが、それでも前年度と同じ規模で実施されたことは安心材料だと思います。